2017年4月23日

1115.あまり見かけない構成

昔(13年ぐらい前w)、奥多摩の帰り際にこの辺を通った時には、高圧はCVTケーブルで低圧は三相4線式といったコンパクト配電を用いたものがあったと思うのですが


最近はそういったものも(これまで使っていたケーブルが?)寿命を迎えているようで?普通の配電方式(都市型トランスを使わない配電)に戻した箇所が目立つようになりました。


こちらもその一例です。w
と思っていたら、これの奥にそれがありました。w
ここは小型サイズのD型腕金が目立ちます。
しかし・・・

その中で最近、試験的に限流ホーンを導入した箇所があるようで、1箇所だけD型腕金を交換してそれを取り付けています!
プラスアルファ、コン柱の頂上には1本の架空地線の支持していない状態の腕金があるなど、そこの構成だけは完全に今らしい感じです。


その中で珍しそうな構成を発見!


本線は確実に、景観を考慮した縦型配列なんですが、分岐側は水平でなんだかわけのわからないタイプとなっています。w
でもなんか、ちょっといい形のようにも見えます。

まぁ、ラインスペーサーを取り付けながら配電線を分岐しているのでしゃあないですねw
下段にもう1個Dを取り付けるとなると、スペース取りますから
(まぁ、うまい具合に配電柱が高圧の分岐が必要なT字路のそばに建てられなかったから、こうなった可能性が高いです。)

スペーサーを取り付ける場合は水平の腕金が最適なのでしょう。

1114.新規格配列3:0でがいし2連!

帰りの車の運転は換わったので、流し撮り!w

多摩地域にはまだまだがいし2連の新設がどうやらあるようで!
なんと!今回は!


L型金具を省略した新規格のがいし配列3:0(槍出装柱)によるがいし2連を発見です!


こりゃ珍しい!w

多摩地域を除いた他の地域では、がいし2連は古いタイプのイメージの方が断然高いので、新規格配列にはそぐわない(見慣れない)感じに見えます。w

1113.現役のLVR(ポールレグ)!!!

この日は東京の奥多摩へお出かけ!

その際、事前に発見していた現役のポールレグ(低圧用電圧調整器)があったんで、途中立ち寄って撮影!




バス停の最寄りはこちら(今回の撮影は車でやってきたので、車を安全な場所に停めて、そこから徒歩で撮影に向かいました。なお、道幅の広い道に停めてそこから国道411号線(青梅街道)沿いの狭いトンネルを歩くことになるので、十分注意が必要です。もし車で撮影に行かれる場合は自己責任でお願いします。なお、撮影を行う場合も注意が必要であり、私は両車線とも車がいない隙を狙って急いで撮影しました。付近の階段からも撮れそうです。)


低圧配電線が長くなると電圧降下が発生するため、低圧電路の途中にそれがあるように見受けられますが、最近は山岳部で低圧を張る場合は、いつもよりちょっと高めの電圧の400Vで配電するものがあるようなので、ポールレグの現役は今ではほとんど見られません!(なお、400V配電の場合は、需要家付近にトランスを取り付けて、そこでいつもの電圧に変換して配電しているようです。)


因みに、トランスに記載のある「LVR」の頭文字の意味については、恐らく、Low tension(低圧) Voltage(電圧) Regulator(調整器)の略かと思われます!!
なお、中にはポールレグとの記載がある調整器もあるようですが、LVRと書かれたものもあるようです。(ポールレグも意味合いは一緒。Pole Regulator、いわば柱上の調節器(調整器)という意味合いであろう。)


ここで見られたのは三菱製で、容量は住宅1軒分にふさわしい10kVAでした。


なお、この配電柱の建柱年は1983年(昭和58年)のようでした。
80年代ならまだ400V配電はない頃かなぁ

2017年4月16日

1112.ちょいと長いFアーム!!

急角度箇所にFアームを採用するとは


なんとも平成初期らしい設備である。w

今なら絶対、特大サイズのD型腕金を使うことであろう。w


また、急角度で配電線に少し余裕を持たせるようにしたのか、いつもより長めの高圧用腕金がFアームについていた!

反対側はこんな感じでw


いつもより長いです。
なお、架空地線の支持もそれに合わせるように(雷撃からの遮蔽範囲確保のため)槍出し仕様となっています。

1111.耐張がいしを使わない分岐!

耐張がいしを使わない分岐は、北海道電力管内では比較的最近の設備でよくあるようですが、東電管内でそれが見られるのはかなり珍しい。
なお、東電管内では今回で2度目の発見となっている。前回は東京都杉並区で同様手法のもので発見できたが、そちらについては今は現存していない。


それも旧式の設備での発見となった!
(ご覧の通り、右側の高圧引き込み柱には旧型の耐塩型ケーブルヘッド(屋外終端箱)がある!)


耐張がいしを使わない分岐はあまり好ましくないようだが、この場合は中実がいしで配電線を引き留めることになるので、耐張がいしよりかは安上りで設備が造れるものかと思われる。


反対側はこんな感じで!

この手法は耐張がいしを取り付けるスペースがない場合に適用?