2015年5月17日

820.何故にその位置に!?!?

私のようにここまで送配電設備に興味がある方なら一度でも足を運んだことがあるであろう、横浜市内にある電気の史料館(今は閉館中)を一周したところ、こんな設備が見られたため、掲載することにした。



まぁ、このような縦付けの開閉器は、元々は都市型配電で使われるCVTケーブルの開閉器用、または稀にD型腕金などでも使われることが大半であるから(都内で言えば確か日暮里の方で見たような記憶がある。写真はない。)普通のこういった水平配列の配電線で使われることはかなり珍しい。

周囲を見回せは縦型配列の配電線が確認できたことから




元はといえば、当初はここも小型サイズのd型腕金を使った縦型配列にする予定だったのかもしれないが、交差側の配電線が水平になっているからか、それはやめたのだろう。
縦型配列から水平配列にチェンジできるよう、D型腕金と水平の腕金を取り付ければコストもかかるだろうし
まぁ、そういった設備は時々目にするがな


D型腕金ならD型腕金の枠の中にあの縦型の開閉器が取り付けられた光景なら見たことがある。
それを日暮里の方で見た記憶があるのだが、残念ながらその写真はない。今もあるのかな?


縦型でしかも背中にそれを取り付けるとは、結構変わった感じに見えてしまう。


まぁ、こうすることで、高圧引き込み線分岐側の高圧用腕金は1本にすることができたのだろうが、その代わりリード線が長くなっていると思う。


縦型の開閉器は、こうして拡大して見てみると一見はCVTケーブル用の開閉器のようにも見えてしまう。

2015年5月7日

819.支柱3本!!

たまに、カーブ地点や引き留め箇所で電柱に斜めに立て掛けられたような柱を見かける時があると思うが、それは支柱といわれるもので、支線程度では支えきれない場合に採用されることがある。

今回はその支柱の数が多かったものが見つかったため、掲載することにした。
(この写真は母が佐野市内のプレミアムアウトレットに行った際に撮影された写真となる。)


写真の通り開閉器付きで両サイドに支柱があるというのは結構珍しいと思う。
中々ない。右側の支柱はちょいとこちらに角度を振って備え付けられているのがわかる。
左側には下の方に小さな柱も備え付けられている。
多分、住宅展示場か何かがあるせいで、支線も容易に張ることはできない地域なのだろう。
よって支柱で張力対策を取ることになったものかと思われる。

それにしても、物件のベランダからこちらを覗いているリスちゃんも気になるところww
2013年からそのままのようだ。
どうやら、トヨタ社の木の家のようだ。
なるほど、木の家の意味合いとしてリスがいるわけかw


その他にも付近で撮られた写真があったため、こちらはおまけ編として掲載することに
↓こちらの柱は先ほどの3本の支柱がある区分開閉器装柱(高圧需要家との区分開閉のこと)の先にあるもののようだ。↓


プレミアムアウトレット周辺だから、なおさら、無電柱化される傾向にあるのは百も承知しているが、左側に1本だけあるのがわかる。


開閉器の形状から一瞬でわかる
これは高圧引き込み用のもの(PAS)だ。

2015年5月3日

818.支持位置がレア! その2

前記事No.815でその1を紹介しているが


今回はがいしの配列2:1でまたもやそういったものが発見できたため


その2として掲載する。


鳥居型となっているが、こちらも架空地線の支持位置が何時もとは違っている。
分岐していた頃の名残なのか、それとも元々、分岐する予定でいたのだろうか?


817.高圧離隔装柱用腕金の初期型?

配電設備には何でも初期型が存在している。(例として、GWキャップ、D型腕金、低圧用腕金等々)
こちらのその一部だろうか


よくこういったものではよく、普通サイズよりも大きめのD型腕金に水平の腕金を追加したものを多く見かけるが、ここは違った!


ここでは普通サイズのD型腕金に水平の腕金が追加されているのがわかる!
分類的には結構レアだと思う。
そうだ、種類的には現在最も増えつつある、高圧離隔装柱用腕金に見せかけたものになる。
いわば、これはそれの初期型かと思われる。
高圧離隔装柱用腕金とはFアームの次世代版といった感じとなる。
(当ブログではこれまで、旧表記でそれを新タイプのFアーム、新型Fアーム等として表記していたが、正式名称を知ってからは、高圧離隔装柱用腕金と明記するようにしている。)


それよりも気になったのは補強の仕方だ!!


頑丈な作りとなっている。

普通サイズのD型腕金を使い離隔装柱用腕金に見せかけたものでは、アームタイだけでは物足りなかったのだろう。


ここは分岐側でも同様のものが確認できた。


反対側からも先ほどのものを撮影!
分岐で角度も少し振っているだろうから、補強も頑丈な作りにしたのだろう。


分岐側を遠めで撮影!


分岐側もやはり、最近でも急速に増えつつある離隔装柱用腕金に見せかけた作りとなっている。


2015年5月2日

816.単相交流でアークホーン付きクランプがいしが2連!

アークホーン付きクランプがいしでがいし2連タイプ自体、見ることが少ないが


こちらはその中でちょいとレアな分類に入ると思う。

なんと!ここではアークホーン付きクランプがいしでがいし2連!
しかも、単相交流2線式だから、益々不思議な感じがしてくる1本となっている
単相交流版はホント、数少ない。

おまけ!


お隣の市道には


普通のがいし2連もあった。
がいしどうしとの間隔は一番拾いタイプのもので、クランプがいしの配列3:0のタイプだ。