古い鳥居型を使って高圧クランプがいし3:0の引き通しのタイプとなっているが
以前は右方向へ架空地線ごと高圧配電線の分岐が行われていたからだろうか
今もその名残として
架空地線が鳥居型の天辺ではなく、ちょっと下がった位置で支持されているのがわかる。
分岐の架空地線は鳥居型天辺の右端にあったものかと推測される。
引き通しでこういったものは使うことはほとんどないので(あったとしても架空地線の両引き留め箇所だ)以前は分岐をしていたものかと思われる。
といっても、他には全くそのような面影が確認できないから、そうであったとは断定はできない。
高圧用腕金は比較的綺麗で1980年代頃に一度更新されたと思われるが、それを支えているアームタイの錆の色は凄い!これについては、建柱当時物かもしれない。
鳥居型とアームタイから出ている接地線も古く青色となっている。
これは、木製電柱でよく確認する接地線の色である。コン柱で見たのは今回が初だ。
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2015年5月2日
814.元上段分岐?
こちらは元々、上段で高圧線の分岐をしていたのだろうか?
架空地線支持用の腕金と2:1になってクランプがいしが取り付けられている高圧用腕金との空間が結構空いている。
2015年5月1日
祝 配電設備に興味を持って、好きになって20周年!www
2015年4月29日
813.逆さの中実がいし!!(ねん架箇所にて)
ねん架箇所も探せばたまにあるが、ここはその中で一際変わったものがあったため、今回の母作の中から選出!
ねん架のため、ジャンパー線は位置換えされているが、気になったのはそれを支持している中実がいしだ。
なんと!!ここでは中実がいしが逆さになっている!
こういった取り付け方は雨水がたまるだろうから、あまり良好な取り付け方ではないと思うが(ピンがいしや耐塩ピンがいしの場合はなおさら)、グランドワイヤーまでのスペースが足りなかったからだろうか、逆さに取り付けざるをえなかったのだろう。
ねん架とは:こういった水平配列の高圧配電線(6600V)の場合、カーブ等で必ずしも電線の長さは一緒ではなくなる。そのため、電圧や電流にずれが生じ、各相のバランス(電圧、電流)は悪くなる。
こういった各相のバランスを整えるため、配電線路の途中(耐張がいしで両引き留めを行っている箇所。(送電線(特別高圧線)の場合は懸垂がいしによる両引き留め箇所になる。))で、電線の位置換えをすることで、そういったずれを解消することができる。
それをねん架という。
812.肩乗せのピンがいし!
母が秩父に行ったときにたまたま撮ってきてもらった数々の写真の中から、少し珍しいものを選出!
それがこれ!
逆向きで変圧器を取り付ける形が良い感じの1本となっているが!
こういった感じでがいしを取り付けるものはあまり見かけない。
というのは、変圧器への引き下げ線を支持する上向きのピンがいしのことだ!
ここではまるで、肩に乗せるような感じでそれが取り付けられているのがわかる。
それがこれ!
逆向きで変圧器を取り付ける形が良い感じの1本となっているが!
こういった感じでがいしを取り付けるものはあまり見かけない。
というのは、変圧器への引き下げ線を支持する上向きのピンがいしのことだ!
ここではまるで、肩に乗せるような感じでそれが取り付けられているのがわかる。
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