2015年4月26日

810.2:1の耐張がいしの配列でジャンパー線支持に耐塩ピンがいし!!

東京都町田市にある鶴川団地にて!


ちょいと珍しいものを発見!
なんと!耐張がいしの配列が2:1になっているではないか!(東電管内では珍しい。中電管内では珍しくない。)
それも、ジャンパー線支持には一昔前の耐塩ピンがいしを使用したものとなっている!
珍しい。
高圧配電線は銅線ではなくアルミ線となっているから、大体1970年代後半頃のものでないかと推測する。


錆が凄いから、古いものなのかもしれないが、ここまで古いものでは一切こういったものは発見できていない。
恐らく高圧配電線を団地から遠ざけるためにこのような配列になったのではないかと思われる。
それなら普通に引き通しの2:1にする手もあると思うが、ここは両引き留めにしたようだ。
そのため、こういったレアな構成が確認できたものかと思われる。

耐張がいしを外せば耐塩ピンがいし2:1によるがいし2連タイプに見えなくもないが、それは腕金に差し込まれているわけではないから(コの形をした金具によって支持!)、ここは元々そのタイプであった可能性は極めて低い!


周辺には他にも耐張がいし2:1で同様のものや、耐張がいしの配列3:0のタイプでもジャンパー線支持に耐塩ピンがいしを使用した古いものが他にも確認できたが、そちらについては古いものになるので別途、HPの方で年代物パーツのページに今後アップ予定でいる。

2015年4月19日

809.張り過ぎ!

左後ろ側から、三相交流から単相交流に切り替わっている区間で、その右隣!


真新しくなっているから、後から増設された区間なのだろうか?


単相交流の2本線、少し張り過ぎているような気がしたので撮影


一方で、左後ろにある三相交流のたるみはこんな感じだ。


808.変な組み合わせ!

普通2回線の高圧配電線の立ち上げか引き下げっていうと、1回線ずつ徐々に立ち上げたり、今のものでは一気に2回線立ち上げたりもすると思うのだが、ここは違った。


ここは変な組み合わせで、最上段が何時も通りの水平の腕金を使用!
ここで、下段はなんと!小型サイズのD型腕金使用で高圧の立ち上げか引き下げをしていた!!

なんとも中途半端な構成で、元はといえば最上段も、高圧の立ち上げか引き下げをしていたのだろうか


元々、大きく空間が空いている場所に、移設前の古いコン柱があったのかと思われる。
それを避けるようにしたため、このような構成となったのだろう。
なんとも、不思議な感じがする1本であった。

2015年4月18日

807.計算ミス?

坂道の頂上付近にある分岐をするごく普通のクランプがいしの配列3:0のタイプに見えがちだが


架空地線(GW:グランドワイヤー)の部分をよくよく見てみれば!


何時もと何かが違うことに気がついた。


GWキャップは何時もどおりでちゃんとあるのだが、気になったのは本線側の架空地線だ!
ちゃんとGWキャップがあるというのに、何故かその頂部で支持されていないことがわかる。
そこには分岐側のGWのみ支持されているのがわかる。

恐らくだが、坂道の勾配分までGWのたるみの計算が行われていなかったことがこうなった要因かと思われる。



反対側はこんな感じだ。


分岐をし、左方向に倒れようとする張力がかかっているから、後ろ側には支線もある。


うーん、高圧用腕金とGWキャップの間に少し空間があるのにも不思議に感じる。


だったら、最初っからコン柱の頂部にバンドを取り付けて、そこでGWの分岐もすればいいと思うが・・・

それから、分岐側のGWと本線側のGWは直接繋がってはいないようです。(接地線は2つとも繋がっているかもしれないが)

806.遮蔽線だと思ったら、唯の支線だったパターン

送電線からのコロナ放電防止対策として、古いものでよく、高圧配電線の上に2条~4条ぐらいの遮蔽線が張ってあるものを見かけるが
(古い言い方で遮蔽線は保護網等と呼ばれることもあるようだ。)

恩田変電所付近にて


橋本線70号鉄塔からその変電所へ向かって送電線を引き下げているものを確認!


近くには配電線に異常接近する送電線!
条件が揃っている!





後ろにあるのが橋本線70号鉄塔

気になったのは近くにある恩田変電所から高圧の立ち上がりをしている後ろ側の3本のワイヤー!


送電線にあたりそうな部分になるから


発見当初は遮蔽線だと思ったのだが・・・


終端も遮蔽線を引き留めているようにも見えるが


それだから、最初見たときは多分それだと思っていたのだが、よく見てみたら、そのように見せかけて唯の支線でした。w


一方で、一応、支線からも接地を取っているようでした、赤い線が見えます。それが接地線です。
それだから、まぁ、これは近代的すぎるが、一応、遮蔽線代わりにもなっているのかな