架空地線と高圧配電線の両方を片側へ寄せたものは、どちらかといえば千葉や神奈川で見かけることが多いが、今回は珍しくそれを東京都墨田区で発見した。
架空地線の配置についてだが、ここでは左側までは架空地線キャップで支持されているのが見えるが、高圧配電線ごと分岐された箇所より、架空地線が高圧ごと片側へ張り出された、やり出し装柱が続いていた。 |
元々このタイプは、東京都内での発見は極めて少ない。
スカイツリーの見える通り、ここは墨田区である。
ではまずは、こちらの右側から追跡しよう。
まだマンションがそんなに多くなかった時代から現存しているということだろうか、首都高もなかった時代だからだろうか・・・
いや、ここは雷撃からの遮蔽範囲確保というよりも、建物が接近している影響といえよう。
この先は引き込みの区分開閉器を備えたものが2本連続で並んでいるが、架空地線の支持は腕金となっており、やはり片側へ寄せてあった。
続いているのはこの辺まで!
先からは架空地線キャップになっている。
確認してみたところ
電柱本体の年式は、1967年を示していた。
なお、Fアームからは、架空地線は普通の配置に戻っていた。
そしてやはり、支線の引き留めには、1連の高圧耐張がいしを使用しているのを確認した。