2007年10月29日

020.関西電力の電柱を少しだけ その2

続きを掲載致します。 最上部にある架空地線の引き留めには2本の腕金が取り付けられており、その2本の間に鉄の棒があり、真ん中で引き留められています。
東京電力の電柱ではこれはレアな分類になりますが、関西電力の電柱ではこういった引き留め型のタイプの電柱でよく見られます。
変圧器はサイズからして10KVAタイプのものかと思われます。
高圧カットアウトも種類が異なり、箱型タイプのカットアウトが見られます。
これは1960年代頃だったらまだ東京電力の電柱にあったようですが、現在では全て円筒形タイプのカットアウトに交換されています。
次の写真は、奈良県の飛鳥寺付近でバスから撮ったと思います。
架空地線を支持するGWキャップが避雷針のように細長いタイプも見かけます。
又、ピン碍子は2連続のタイプになっています。
次の左隣に写る電柱は、コン柱に腕金を取り付けてそこで架空地線を支持しています。その電柱もピン碍子は2連続ですが、開閉器を取り付けながら分岐もしています。
その開閉器は又もや、制御用の変圧器が2つ見えるので自動式開閉器のようですね
配電自動化システムっていうものですよね
普段の東京電力の電柱と碍子の種類等が違うので(詳しく言うと、高圧線の腕金のサイズ、変圧器の取り付け方、架空地線を支持物、高圧線を支持している碍子がピン碍子)
やはり、分岐も変わっている感じに見えます。
最上部の架空地線の分岐には先程の電柱(2枚上の写真)で見られた引き留めタイプのものを使っていますね 振れてしまい見にくくなってしまいましたが・・・汗
左側の電柱は2回線ある内、変圧器を乗せながら下の一回線を地中へと引き下げています。
右側の電柱は何もせずに引留められています。 こちらは又、高圧線に十字型のスペーサーを取り付けています。
右側の電柱は自動式開閉器を取り付けていますね
左側の電柱は急角度になっていながらも何とか分岐をしています。w
これははじめて見ます。
空中で耐張碍子を取り付ける腕金をワイヤーで浮かせてそこで高圧線を分岐しています。
その先の左側の電柱上部には灰色のパンザマストを継ぎ足して高さをアップしています。