2012年5月30日

689.何もなしで、ある対策


 最近の設備では、開閉器や変圧器がない状況下で避雷器を取り付けたものは、そう見かけなくなった気がします。
 見かけなくなったのは、変圧器や開閉器自体に避雷器を内蔵するのが主流になったことだと考えられます。
こちらは、開閉器や変圧器などはありませんが、高圧用腕金には3つの避雷器が取り付けられています。

ちなみにすぐ近くでは、避雷器とはまた別の装置、限流ホーン(正式名称不明)と呼ばれるものも、最近では試験的に導入が始まっているようです。形は現在の中部電力管内の電柱で見られる耐雷ホーンに似ています。どちらとも、雷を逃す為に取り付けているものになるようです。
 こちらも最近移設が終わった比較的新しいタイプのものになりますが
 限流ホーンについては、ここでは見られません。
限流ホーンが見られ始めたのって、大体2012年の夏頃からですね(2013年にこの記事を書き込んだので、そう書き込んでおきます。)
また、田舎道ではやはり、まだ架空地線キャップの新設をしているところもあるみたいです。
 最後は古そうな鳥居型タイプでの引き留めタイプ!
こちらも特に何もありませんが、最後に立つ引き留め柱で雷での被害が大きくなるからでしょうか
こちらも避雷器が取り付けられています。
なお、最近登場した限流ホーンについても、こういう引き留め柱で使うこともあるようです。

688.やむを得ずの新設

 腕金を組み合わせて低圧線の腕金を作っているタイプは古いタイプの分類に入り新設は見かけません。
 しかし、ここでは最近、古いコン柱から新しいコン柱へと移設が終わったようなので、ここではやむを得ずの新設と言えそうです。
 古いタイプの分類に入ります、腕金を組み合わせて作っているタイプの低圧用腕金が取り付けられています。
さらに低圧本線を支持している引き通しの低圧引き留め碍子は内側を向いています。
 強度的の問題で
古いコン柱撤去時には、今のタイプに戻されるかもしれないです。
以上、田舎道でのちょいとした珍しい光景でした。

687.何かが巻いてある。

 田舎道に立つ、一見は何の変哲もない1本の電柱
 しかし、よく見てみるとこの道端に立つものは連続して、下の方に何かが巻いてあるのです。
 こちらの黒い物体です。
田舎道ですし、蔦も夏場にかけて出てくる箇所もありますので、その予防の為に巻きつけているのかと思われます。

2012年5月19日

686.傾き

 狭い路地で高圧線も太い2回線の配電線タイプは珍しいです。
 旧角度の配電線を両引き留めにしているタイプですが、ここではちょっと腕金が傾いてしまっています。
2本の腕金を支えているアームタイをもう少し上に取り付けていれば傾きは防げると思われますが、電線が足りない為にあえてこうなっているとも言えそうです。
傾きにあわせて、変圧器への引き下げ線も弛んでいます。

685.不思議な部分!

「低圧線だよな~」と思いきや確認してみると、どうみても低圧本線から分岐されているのですが!
 一見は最近ではあまり見かけないと思いきや、今ではちょいと珍しい鳥居型の引き通しタイプ!(鳥居型タイプは架空地線を分岐する際に採用されているタイプを見かけるのが殆どです。ところが、ここではまっすぐ引き通しタイプなのに鳥居型です。ここでは丁度、架空地線の繋ぎ目になっている為にそうなっているのかと思われます。)
鳥居型のタイプは、千葉県ではまだまだ探せば沢山ありそうです。

 さて、ここでレアものです!
低圧用の分岐に、なんとここでは!
高圧用のCVTケーブルが使われています。
CVTケーブルといえば、都心や駅前でよく高圧用として使われているあれです。(山道でも木々が沢山生い茂る場所では見かける場合あり!)
この用途での使用例はかなり珍しいです。
 低圧本線からの分岐はこんな感じで、直で100Vの電灯線から出てますね
 引き込み口側はこんな感じで、この部分はいつも通りですが
ここで高圧用のCVTケーブルには少し違和感があります。w
もう一度、一番好きな部分に視線を移します。

昔ながらの鳥居型はやっぱり良いなぁ~
鳥居型も新設は中々見かけないですね