2022年10月29日

3078.普通の高圧耐張がいしなのに、ジャンパー線支持はクランプがいし

 





実はこれ、以前は高圧ピンがいしだったのである。

まぁ今じゃ、新種や設備更新後の設備(旧式の既設設備に後付け例もあり)では、どこでも限流ホーン付きのクランプがいしを取り付ける傾向にあるから、別に不思議ではないか

ちなみに2010年には、ぼっとん便所の塩ビ管の突き出た長屋まであったらしい。今回撮影のものは、2010年には見つけていたものだった。中々行ける機会がなく、14年越しの撮影となったのだった。w鳥居型と古い長屋の構成がよかったのにな~



続いて終端方面の隣接設備の振り分け引き留め柱は、ジャンパー線支持は10号中実がいしである。

こちらも以前は高圧ピンがいしだったらしいが、クランプがいしでなく10号にしたみたいだ。




ちなみにこの配電線の横側には・・・

3077.新旧入り混じったH柱?

 

谷や川を超える区間では、スパンがそれなりに長くなるから、支持物も頑丈そうに2本建柱するわけだが(それをH柱という)、ここは手前の1本は途中で設備更新されたのだろうか、少し新しい感じの柱に思える。

なお、各柱は内側になるようにして、若干傾かせているようである。



ちなみにこの後は、廃墟マニアで有名な、相模湖ローヤルA館の目の前の道を通るようである。(通行止め)

再び国道20号に合流した付近で、三相だった高圧配電線は単相となる。


3076.低圧電灯線の引き留めで、本柱も支柱も木柱としたもの

 


前のページのすぐ付近では、そういったものも見つかった。



木製電柱の場合、以前は直接、柱に釘などを打って、低圧ラックを固定していた。 



斜めに切られた支柱部分には、かさ金なし。



年式は1965年(昭和40年)のようである。

おまけ投稿:木柱の両引きで、新旧混じる

 


少し前まではジャンパー線支持は高圧ピンがいしだったようだが、撮影に来た時にはもう既に、真新しい10号中実がいしへ取り換えられていた。

しかし取り換え後も、以前使われていた高圧ピンがいしは残り続けたようで、両側にそれがあるのが見て取れる。

外せないのは、降圧耐張がいしのストラップと重ね付けされているからである。


3075.左側のみ棒状スペーサー