2022年8月11日

2994.Dと水平腕金が合体したD水平アーム(クランプがいし大きく突き出しバージョン) その3

 

その2に続き


ここでも開閉器を取り付けながらの発見となった。






唯、柱には、連絡ケーブルの立ち上がりを示すプレートを発見したが、特にこちらの開閉器については、常時開放(常時スイッチオフ)という連絡用の開閉器ではなさそうだった。







開閉器の引き紐はオンを示す赤い方が下がっていた。

(開閉器は普通、背後から見て右側の引き紐を引くと入、左側を引くと切となる。)

何か別の意味合いだろうか

鉄道の高架を超えるため、向かいの道路から立ち上がっている高圧とみて、よさそうか?


2993.Uターンしながら高圧引き込み線を振り分け

 


ここでは珍しく



Uターンしながら高圧引き込み線を振り分けていた。

振り分け後の高圧引き込み線には、ラインスペーサーが取り付けられており



その引き込み側もまた珍しく、建物にDアームを直接取り付けての構成となっていた。

なお、そのDアームについては、通常とは違い、水平での取り付けとなっているため、高圧引き込み線については水平配列で受け止められていた。

スーパーマーケットでそのような手法を見たのは、今回が初かな。

郊外では見た例があったか・・・確かそれは終端箱付きだったな。





それから支線の引き留めには、高圧耐張がいしを使用

Uターンするため、抱腕金となった箇所には2つずつ10号中実がいしが取り付けられていた。

2992.丸型変台に変圧器を設置したものだが、トンボ腕金を使わずに高圧カットアウトを支持・ダブル変圧器バージョン!!

 


これもまた2010年代初頭に一時期普及したものだったが




普及数は限りなく少なく、見かけることはほとんどない。



何故ならもう既に、2010年代には丸型変台を不要とした変圧器が登場していたからである。





特徴は、丸型変台から細いアームを伸ばしてカットアウトが支持できる点だった。

その短いアームについては、丸型変台を不要としたものでの使用が基本だったようで、よく普及していた。

しかし2014年からは、方針が変わって、長い腕金で支持する例が増えた。




2991.腕金で組んだ変台は、トンボ腕金ならず。

 


電灯用変圧器1台を載せる場合で

腕金で組んだ変台の場合は、トンボ腕金形状となる例が多いが、こちらは違った。




単純に2本の腕金が並んだのみであった。

この手のものは元々、腕金の節約意識があったのか丸型変台である例が多い。






それから東京都内では、よくこの手のもので(低圧配電線よりも上部に変圧器を設置した例)高圧カットアウトは変圧器よりも上部に取り付けた例が多かった。

しかし今やそれは、変台不要とした変圧器がメインであるから、どんどん姿を消している。




高圧カットアウトの製造年は、1973年を示していた。

そんなに古いか~なんか1980年代のような気がするが・・・



おまけ






奥の方でも引き続き、高圧の支持にDアームを使用したものが続いていたが



こちらについても同じように、高圧カットアウトは変圧器よりも上部に取り付けているのが見つかった。













これぞ昭和50年代!

2990.Dと水平腕金が合体したD水平アーム(クランプがいし大きく突き出しバージョン) その2

 


前のものと同じく







こちらも水平腕金とDアームが合体したものとなっているが



ここでは、ジャンパー線を支持したクランプがいしが大きく突き出ていた。



なお、ここでは両方向とも縦型配列となっているから






水平Dアームにしている意味は、あまりないようにも思えた。