鳥居型を通る架空地線は、少し下げた位置で珍しく引き通し
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2022年6月25日
まずは東海神駅より~
駅を出てすぐのところだ。
本当はここでは、Fアームの内部にジャンパー線支持のクランプがいしを取り付けたレアものの撮影を行いたかったのだが、それについては設備更新に伴い現存しておらず、やむなくこちらのレアものの撮影となった。
2回線の高圧配電線を張ったものとなっているが、ここは珍しく上下が不揃いで、上部は離隔腕金で、下段については普通サイズの高圧用腕金を使用したもので、やり出しによる両引き留め装柱となっていた。
ここは、高圧配電線の分岐先はマンションの引き込み線でCVTケーブルとなっているから、特にそこには架空地線は張る必要性はないかと思うが、ここはそれが張られていた。
しかも架空地線キャップは、見られる地域限定仕様!
短いものである。
この架空地線キャップについては、東京都大田区の東雪谷、それから世田谷の北烏山、それからこれはまた種類が若干異なるが、神奈川の中央林間の方でも過去に見た例あり。
この短さは、最初は目を疑う程にw |
どう見ても!違和感ある長さだ。
こんなに短くて、本当にそこに落雷できるように設計されているのか不思議だが
ここからの写真は、2020年12月4日撮影 場所は埼スタの南側付近。 |
なお、最近ではよりコスト削減が進んでおり、ついにはアームタイをその代用として使うようにもなっている。
ってことで!
↑近代仕様もまたその短い架空地線キャップ同様、短いのである。w
それにしても、まさかアームタイをその代用にするとはなぁ
以前は普通にここは両引き留め装柱で、3つの耐塩皿がいしはジャンパー線の支持用として使われていたことであろうが、途中で他の高圧配電線と連絡する形となったため(連絡用の開閉器を取り付けた装柱へ変更されたため)、それらは使われずに残ったようだ。
開閉器は手動式で、引き紐については、白の切の方が引き下がっている。 つまり通常の開閉器は、他の高圧配電線と連絡する形でスイッチが挟んである連絡用だ。 |
なお、耐塩皿がいしが取り外せない理由については、一目瞭然!
高圧耐張がいしの支持している2枚ストラップと重ね付されてしまっているためである。
それにしても
2代目のFアームに耐塩皿がいしが付いているこの光景は、今回が初見だった。
耐塩皿がいしの種類については、耐塩高圧ピンがいしに耐塩皿を追加したものとなっていた。 |
中々ないぞ!w
できれば耐塩皿がいしは、使われていて欲しかったが・・・