2022年4月17日

2860.東北電力の縦型装柱のあれこれ~

 


ここでは、東北電力管内で見かける縦型装柱の種類のまとめを投稿!


一応このようにDアームを使用する例もあるようだが、雪の多い地域では、そこに積雪してしまうから、なるべくそれは使用しないものが基本のようだ。




続いてこちらは!

Dアームではなく、ミニアーム(ミニサイズの腕金)を上から順に3つ取り付けて、縦型配列の高圧配電線を引き留め。

なお、その背後では何やらアームタイのようなもので、3本を固定しておった。


続いてこちらは!


ミニアームを使用した引き通しバージョンだが、3本の腕金の固定位置が違っており、ここでは高圧配電線のある側にアームタイのようなものを取り付けて、3本のミニアームを固定している。





こちらはジャンパー線の支持を取り付けるにあたってミニアームを取り付けているもので、背後にて、3本のミニアームをアームタイのようなもので固定!

鉄筋コンクリート柱の上部には、パンザーマストも継ぎ足している。



こちらのアームは、少し長め。

Fアームとはまた違う?

縦型配列の高圧を支持しているから、違う感じに見えるのだろうか?

ここでは

ミニアームをさらに短くしたもののようで、鉄筋コンクリート柱に直付けて、ジャンパー線の支持用として使用している。



こちらは

その引き通しバージョン!


ここは縦型配列となった高圧配電線の交差点であるが



アームを使わずに、うまく振り分けていた。


また、開閉器については、雪の多い地域については、積雪を少しでも減らすために縦型に取り付ける場合もあるようで!


ここではDアームを使用せずに、普通に柱に縦付けとなっていた。

(この場合、東電管内では、確実にDアームを使用する。)



しかし

時には同種で、開閉器だけは水平腕金を別付けで用意して、取り付けた例も見つかった。


こちらも同じく。


水平腕金を別付けして、開閉器を取り付けていた。


こうして、雪の多い場所では、大いに縦型配列が目立った。

逆に太平洋側は、水平配列が多い気がする。


2859.コ型金具で1本、1本の高圧を支持した縦型装柱

 


コ型の形をした金具は、3本中、中央の高圧配電線の引き留め箇所で高圧耐張がいしを取り付ける場合で使われる例が多いが、東北電力管内は違った!

ここでは、ジャンパー線の支持や引き通し箇所で、その手の金具を使用していた。

ここではコン柱の上部に、パンザーマストを上部に継ぎ足したものでの確認となった。


うち手前側では、縦型装柱による両引き留め箇所で発見!





続いてその奥では!



引き通し箇所で発見1

しかしこちらは、他の電力会社の高圧配電線の引き留め箇所でよく見かけるコ型金具とは少し形状が違っており、柱から離れるに連れ、広がる形状をしていた。




他には高圧配電線の分岐箇所でも確認できたが



分岐の引き留め箇所では、その手の金具は使用していないのが見て取れた。

高圧耐張がいしについてだが、ここではバンドに直付けの模様


2858.構内線の引き通しは高圧ピンがいし。高圧用腕金はアームタイレスバンドで固定

 


東北電力管内でも、元をたどれば高圧配電線の引き通しの高圧がいしは、高圧ピンがいしが主流だったと思われるが、今やそれは中実ピンがいしに置き換わっている。

なお、ここでは手前の1箇所目でも高圧引き込み線を引き下げているようであり、左下にはキュービクルが見られた。


しかし電力会社が管轄しない高圧契約をしている電力需要家では、奥にある需要場所へ構内線を張ることがある。



今回はその手の構内線で、今でも普通に高圧ピンがいし引き通しのものが確認できた。




それも高圧用腕金は中央固定



奥の振り分け引き留め柱では、ジャンパー線支持も高圧ピンがいし

2857.背後が突き出たミニアーム その2

 



まずは引き通し~





こちらは両引き留めバージョン

2856.背後が突き出たミニアームで、中実ピンがいしに黒いカバー

 



背後突き出し仕様のミニアームを使用した縦型装柱による引き通しとなっているが!

これは~




バインド線が外れてしまうのを防御する対策かなぁ



雪の重みで外れることを懸念か?

でも中央にはカバーなし。