一見は何の変哲もない唯の基本形 しかし変圧器はよ~く見てみると・・・ |
この大きさだと、変圧器の容量は20kVAだと思うが!
20kVAで変圧器の周りにギザギザした放熱板がないのは、今回が初見かなぁ
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まず、ケーブルヘッドというのは、配電用変電所から引き出された地中CVTケーブルを普通の高圧絶縁電線に変換する役割で使われるのが基本であるが、時には変圧器への高圧引き下げ線を、何らかの影響で通常通り引き下げない場合にも使用されることがある。
その場合は、通常の配電幹線で使われるような大型のものではなく、小型が使われる。
ここでは!
高圧用腕金にミニチュアサイズのケーブルヘッドを取り付けたものがそれぞれ見つかった。
なお、CVTケーブルになった高圧引き下げ線は、高圧カットアウトの目の前で再び通常の絶縁電線となり、変圧器へ接続される。
上段回線ずつ高圧引き下げ線を取り出しているのは、どちらかの連絡線が雷などで故障した際に、健全回線から電源を取れるようにしているためであろう。
ここで2回線中、上段回線より電灯用変圧器を通して取り出した低圧電灯線は!
ここでは電圧調整器を施設した箇所となっており
そのうち気になったのは右手前にある中央固定の引き通しである。
開閉器なしで、あの位置に高圧結合器があるのに違和感あり。
見た感じこれは、電圧調整器の制御がきく感じか
左上の開閉器は自動開閉器ではないように見える。
(但し、分岐後、数スパンで高圧配電線が終端となる場合は、この限りでない。)
だがここは、通常の水平配列から縦型配列へ切り替わる箇所となっているため開閉器については、別で水平腕金を用意し、そこに取り付けているのが見えた。
練馬ならDアームと水平腕金を合体させた水平Dアームもあるが~ここは角度的に厳しそうだ。
おまけ
唯、架空地線があればもっと格好いいのに・・・