2021年9月20日

2277.縦型装柱で見慣れない腕金

 



縦型に高圧配電線を張る場合は、Dアームを使用するのが基本のようであるが、時にはそのままバンドに高圧耐張がいし類を取り付けて両引き留めしたり、傾斜のあるミニアームを使用して高圧配電線の引き通しをしたりする例がある。



しかし今回見かけたこちらの腕金は、長さ的には見慣れないものだった。



種類的にはバンドと、コ型金具を使用して高圧耐張がいしを固定して高圧配電線の両引き留めをしているものとなっているのだが、ジャンパー線支持の10号中実がいしを取り付けている腕金は、見慣れない長さのものだった。

今回初めて見かけた。



付近では他にもあった。

こちらは中実耐張がいしによる両引き留め装柱で、架空地線なしバージョン




こちらもそのようである。

縦型配列の高圧配電線(Dアームを使用したものやそうでないもの含む)については、最近では普通の道路でもよく見かけるようになったが、以前は商店街や景観を意識したような住宅街での採用例が多かった。

普通の住宅街でも、最近では突然大型のDアームなどを見かけるようになったものだと思う。w


2276.単相3線式の低圧電灯線しか通っていないのに、変圧器は異容量?

 


と思ったら、こちらのダブル変圧器は





2台のうち片方(この面からだと左側)は、単相2線式の200V用のようだった。

その方の接地側電線については、右側の単相3線式の電灯用変圧器と共用されているようだ。

ん?となるとよく栃木などにありげの三相4線式か?


反対側はこんな感じ。

最初はコンビニの電源用に思えたが、コンビニにはちゃんと高圧引き込み線が空中分岐で張ってある。

また別の用途かと思ったら、いや、変圧器から出て行った引き込み線は、よく見たところコンビニへ引き込まれていた。

その方の低圧引き込み線を、三相4線式で対応したということだろうか






2275.建物の上部を通過

 


昔は普通に建物の上部や人家の敷地を横断する高圧配電線を見た記憶があるが、最近ではその手のものは、ほとんど見かけなくなった。


ここでは旧式の意味合いで、高圧配電線が建物の上部を横断していた。

下の建物もまたかなり古そうだ。

郊外ならまだありそうか?






2274.3台トランスだが、うち1台は変台に乗らず。


3台の変圧器を取り付けたものとなっているが


ここでは珍しく!

3台中、上部にある1台については、変台不要の最新鋭のようで、そこについては、変台はあるが変圧器は変台に乗らない形となっている。
(※ゴロンディーナーは変圧器は動くものだと認識しているから、「のる」の漢字は載るではなく乗ると書いている。w)


高圧カットアウトの製造年は、1984年を示していた。
でも千葉では比較的最近新設されたものでも、3台トランスは多いから、特に旧式というわけではなさそうか










最後に反対側~



2273.変圧器は2台あるのに高圧引き下げ線は2本?

 


これまた旧式でレアという分類だな。


変圧器は2台あるのだが、高圧引き下げ線は2本だけである。


1本を2本にしていて、通常とは違う構造のためか、トンボ腕金の中央には大きく10号中実がいしがあった。


一体高圧側はどのように接続されているのか?ということだが、これは変圧器の目の前で1本が2本で枝分かれして、変圧器へ引き込まれている。

近代の設備なら、この例は高圧引き下げ線は4本になる例が多いと思う。




なお、後ろ側は丁度道になっていたので、珍しく背後より低圧側の結線も望めた。

(Googleのストリートビューでも望める。)



両方とも単相3線式の電灯用変圧器のようである。