最近では、高圧用腕金に変圧器への高圧引き下げ線支持がいしを直接取り付けてしまう直付けが普及しているが
旧来のFアームでは、それは対応しきれず
ここでは1本の長い腕金を、Fアームの高圧用腕金のすぐ下に取り付けているのが見えた。
3歳の頃から電力会社の配電線に興味があり、個人的に気になったものや変わったものなどを巡っています。 ※当サイト内の画像・文章の転載、複製、改変等は一切禁止します。もし発見した際は、警告のうえ、悪質な場合には法的措置をとる場合があります。 当サイトは、電力会社や機器メーカー等とは一切関係ありません。 Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
最近では、高圧用腕金に変圧器への高圧引き下げ線支持がいしを直接取り付けてしまう直付けが普及しているが
旧来のFアームでは、それは対応しきれず
近代の設備では、高圧配電線路の途中に変圧器がない場合であっても、低圧配電線部分に、架空地線や変圧器の外箱などに接続される接地側電線が施設される例が多いが、ここは違った。
割と古い設備で、畑道の中をずっと高圧が通るだけだからか、珍しく低圧配電線部分には、接地側電線が張られていなかった。
ここでは開閉器装柱含めて、そういったものが並んでいた。
最初に見てきた開閉器装柱は、連系用だった。
柱自体の年式は1969年
ここでは連系線との境目に、常時スイッチの切られた状態の開閉器を施設したものとなっているのだが(いずれかの高圧配電線がなんらかの影響で故障した際は、ここのスイッチを入れて、故障を免れた箇所へ逆送する。)
その形が見慣れぬ形だった。
東電管内では基本的には、開閉器装柱で高圧を分岐させるようなことはない。
離隔腕金を使用したものでは、直接離隔腕金のDアーム部分に開閉器を取り付けるのが主流であるが、まだDアームと水平腕金が合体していなかった、初期型の離隔腕金の場合は、強度に懸念があったのか
(後からDアーム部分をアームタイで補強したようなものも見かけている。)
ここでは腕金を振り分けて、引き込み用の区分開閉器を取り付けいた。
ご覧の通り、崖の上に立っている。w