2021年2月7日

1987.低圧配電線部分に接地側電線なし

 近代の設備では、高圧配電線路の途中に変圧器がない場合であっても、低圧配電線部分に、架空地線や変圧器の外箱などに接続される接地側電線が施設される例が多いが、ここは違った。

割と古い設備で、畑道の中をずっと高圧が通るだけだからか、珍しく低圧配電線部分には、接地側電線が張られていなかった。

ここでは開閉器装柱含めて、そういったものが並んでいた。



最初に見てきた開閉器装柱は、連系用だった。



柱自体の年式は1969年


この先から低圧配電線部分に接地側電線のないものが続く。

中々ない。



珍しい。


なお、この場合は、アームタイから直接、接地線を地中へ引き下げるようである。



こちらも同じく、低圧部分に接地側電線は施設されていないから、直接アームタイから接地線が引き下がる。



1986.見慣れない形 その2

 


今回発見のものは

引き込み開閉器を取り付けたもので、単相交流2線式高圧配電線を分岐したものとなっていた。

1985.見慣れない形 その1

 


ここでは連系線との境目に、常時スイッチの切られた状態の開閉器を施設したものとなっているのだが(いずれかの高圧配電線がなんらかの影響で故障した際は、ここのスイッチを入れて、故障を免れた箇所へ逆送する。)

開閉器の引き紐は切が下がっているから、これは連系用の開閉器

その形が見慣れぬ形だった。



東電管内では基本的には、開閉器装柱で高圧を分岐させるようなことはない。


なお、避雷器については、一応肝心な時に連系が取れないのでは問題となるから、連系線含めて本線にも見られた。

1984.離隔腕金に斜めになるようにして、引き込み区分開閉器を取り付け

 

離隔腕金を使用したものでは、直接離隔腕金のDアーム部分に開閉器を取り付けるのが主流であるが、まだDアームと水平腕金が合体していなかった、初期型の離隔腕金の場合は、強度に懸念があったのか

(後からDアーム部分をアームタイで補強したようなものも見かけている。)




ここでは腕金を振り分けて、引き込み用の区分開閉器を取り付けいた。


ここは現場へ行くのが大変だった。

                            

ご覧の通り、崖の上に立っている。w

おまけ投稿:旅の記録

 

この日は、武蔵小杉経由で



先頭が高級車のグリルみたい


新しくできた相鉄線で羽沢横浜国大駅へ

この先は元々JRの貨物線だった箇所を通るようであるから、目的地までは少し時間がかかる。途中から地下線となる。


それにしても相鉄沿線に来たのは、久しぶりだなぁ

ちなみに私の本の表紙に載っているものは、相鉄線の鶴ヶ峰駅付近で撮影したものなので、お忘れなくw


あの日は西谷駅から歩いて撮影に行った思い出がある。