2021年2月5日

1979.クランプがいし、新規格の配置で不均等配列

 


ここでは、端のL型金具を省略した


新規格の片寄せ配置で




クランプがいしを不均等に配置させたものを発見


1978.架空地線をコン柱に取り付けたバンド引き留めで高圧は頭上引き留め


高圧を頭上引き留めしたものについては、架空地線の支持に鳥居型を使った例での発見が多いが、ここは違った。



ここでは珍しく、架空地線の支持は、鉄筋コンクリート柱の最上部に取り付けたバンドで支持されていた。

その構成によるもので、頭上引き留めは珍しい。


それから高圧用腕金は負荷側向きである。
ここでは次の配電柱で高圧が終端となっているから、スパンが長い方に高圧用腕金を向けたようである。

ここで振り返るとこんな感じ。

こちら側も奥は引き留めだ。

こうしたことから、頭上引き留めは、電源側、負荷側を意図した分岐であることがおわかりいただけたかと思う。

下段の引き通し側については、両側ともに終端である。

1977.ラインスペーサーの取り付け箇所に変わったタイプが続出!

 今回、下妻駅付近での最大の目的はこれだ。

情報提供により判明した。

ここでは2回線の高圧を張ったもので、Fアームを使用したものが立ち並んでいるのだが、ラインスペーサーの取り付け箇所であるためか、クランプがいしの配置に特殊なものがあった。

それでは見てみよう。


まずはこちら、ここで通常の水平配列からラインスペーサーを取り付けたものへ切り替わる。


離隔腕金になっている方では、クランプがいしはないから、特に変わりない。

ラインスペーサーを取り付けた場合の基本形である。


特殊なのはその次だ。

ここではラインスペーサーを取り付けた区間が長くなっており、落雷の際の逃げ道が限られてしまうためか、珍しくラインスペーサーを取り付けながらのクランプがいし引き通しとなっているのだが


その配置方法が特殊だった。

これには私にも変顔に見えたのだった。w


なお、年式は昭和52年(1977年)のようだった。
2代目のFアームについては、初代に次ぎ、早くて1980年代には登場していたからなぁ
次はまた離隔腕金で、クランプがいしはないから、普通

ここではラインスペーサーを取り付けた引き通しで、最下段では1回線を交差分岐していた。


続いてその次は

また特殊だった。
クランプがいしを取り付けたため、変な配置に見えた。
なお、腕金については、こちらは普通サイズを使用したようである。


ここで振り返る。w




ラインスペーサーを取り付けた箇所は、この先で終わっていた。


この先は通常の水平配列へ戻る。








1976.近すぎた引き込み線



 Fアームを使って、2回線のうち、下段回線から高圧引き込み線を分岐しているものとなっているが

ここは近すぎたためか、高圧耐張がいしは一切使わずに高圧引き込み線を分岐しているのが見て取れた。


1975.建物の屋上で直引き込み




建物の敷地内に高圧引き込み柱を建てられない場合(特に比較的古いもの)は



建物の屋上に引き込み線を引き留めスペースを作ることがある。