自動開閉器を取り付けた高圧配電幹線の立ち上がり箇所で、普通に変圧器への高圧引き下げ線を引き下げてしまうと、それを支持するトンボ腕金がケーブルヘッドを取り付けるバンドなど、色々なものが干渉してしまうから(特にこれは高圧が2回線であって、さらに変圧器は2台あって、高圧引き下げ線が合計4本ある場合に適用される。)、その場合は、電柱に沿って、ケーブル仕様となった高圧引き下げ線を引き下げるために、普通の絶縁電線をケーブルに変換する「スリップオンがいし」が使われるが
(その取り付け例もまた、本線の引き通しやジャンパー線を支持する箇所に取り付けるなど、さまざまなものがある。)
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配電幹線(高圧)の立ち上がり箇所、もしくは電線路の途中にある自動式開閉器を備え付けた箇所では スリップオンがいしを取り付けるものもそれなりに見かけているが、ここは・・・ |
ここはその取り付け位置が変わっていた。
こちらは片側の高圧の停電時(故障時)に備えてか、配電用変電所から立ち上げた直後のケーブルヘッドの先、それから自動開閉器を超えた直後から、それぞれ2本ずつ変圧器への高圧引き下げ線を取り出しているようで、合計4つのスリップオンがいしを取り付けているのだが、その取り付け位置が変わっていた。
腕金を建物側へ向けて取り付けているのが見えた。
なおここでは、その4つのスリップオンがいしが、まるで背後に4つ目があるかのように見えたのだった。w
6つ目ならぬ4つ目モンスターである。w