今回は、東北電力管内で使われている中実耐張がいしを入手した。
製造メーカーは日本ガイシさんの製造品
製造年は2007年(平成19年)9月製である。
中身に空洞がないのが中実がいしである。
普通の高圧耐張がいしを比較すると、こちらは少し頑丈そうに思えた。
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今回は、東北電力管内で使われている中実耐張がいしを入手した。
製造メーカーは日本ガイシさんの製造品
製造年は2007年(平成19年)9月製である。
中身に空洞がないのが中実がいしである。
普通の高圧耐張がいしを比較すると、こちらは少し頑丈そうに思えた。
今回は、1934年(昭和9年)製の懸垂がいしを入手した。
コッタボルトと割りピンはなかった。
サイズは標準型の254mmである。
このサイズは主に、地方では7万ボルトや6万6千ボルトの送電線で使われる。
製造メーカーについてだが、こちらは日本ガイシさんの製造品である。
Tunnel Kilnの文字は、トンネル釜で焼かれたという証である。
いずれとも現在製造の懸垂がいしでは見慣れぬ表記である。
なお、メーカーのロゴについては、三相交流のスターデルター結線をイメージされた、昔のロゴとなっている。こちらのロゴについては、1980年代頃まで使われていた。
ちなみに今の表記は、電車やテレビ広告で目にできる、NGK表記である。
地震で落ちたり割れたりしないよう、しっかりと収納ボックスに入れておいた。^^
と思ったが、これは単に耐用年数稼ぎを目的に採用したように見られる。
銅線を使用しているから、耐塩ピンがいしの使用したとも言えそうか
反対側はこんな感じ!よく歩けたよww
なお、更新前の格好については、架空地線は1本腕金で支持し、高圧絶縁電線は銅線を使用
(昔は内陸部(練馬)でも高圧絶縁電線は銅線の使用が多かったが、最近はアルミ線がメインのようだ。)
変圧器はダブトラで変台付きのものだったらしい。
しかしやっぱり、架空地線がないとどこか寂しい感じがする。
鳥居型はやっぱりあった方がいいな
とはいっても、これは更新前の年式になるわな
ここの場合は、後から動力用の三相変圧器を増設したいがために、三相化したようにもみえる。
ま、それは昔の高圧ピンがいし時代に限った話になるが・・・
今はクランプがいしの方が高価であるから、中央のみ引き留めはあまり見かけないのかもしれない。