今回は、1934年(昭和9年)製の懸垂がいしを入手した。
コッタボルトと割りピンはなかった。
サイズは標準型の254mmである。
このサイズは主に、地方では7万ボルトや6万6千ボルトの送電線で使われる。
製造メーカーについてだが、こちらは日本ガイシさんの製造品である。
Tunnel Kilnの文字は、トンネル釜で焼かれたという証である。
いずれとも現在製造の懸垂がいしでは見慣れぬ表記である。
なお、メーカーのロゴについては、三相交流のスターデルター結線をイメージされた、昔のロゴとなっている。こちらのロゴについては、1980年代頃まで使われていた。
ちなみに今の表記は、電車やテレビ広告で目にできる、NGK表記である。
地震で落ちたり割れたりしないよう、しっかりと収納ボックスに入れておいた。^^