2020年2月9日

1674.高圧を道側へ寄せて、家側には支線!


ここでは


手前までは、いつも通りのごく普通のやり出しバージョンの両引き留め装柱となっているが


気になったのは!



その終端にあった最後の引き留め柱だ。


こちらだが







よくよく見てみると、家側のみ支線が張られておった。

なお、これについては、前回見かけたものとは多少違う構成だ。
前回は単相交流で、家側のみ支線となったものを確認済みだ。



支線については、どうやら先ほど見かけた

共同支線は丁度、中腹部にある水平の低圧用腕金の辺りより出ておった。
高圧用腕金については、そろそろ交換の時期ですな


こちらのやり出しの両引き留め装柱の方から、共同支線が張られているようで、それが終端では、高圧用腕金の端の部分で支持されているという感じのようだった。

ちなみにこちらの両引き留め柱は、高圧用腕金の錆が凄く、気になったので、年式をちょっと調べてみたが



やはり古かった。
昭和45年前後のものだった。

1673.Uターンさせながらの分岐地点にて、宙に浮かせた腕金発見!


ここでは


通常は中央の高圧耐張がいしの支持用として使われる大きなVストラップを使用して、高圧用腕金を宙に浮かせたものを発見した!

電線が張っているから、腕金を宙に浮かせることができるようである。
それにしても、このVストラップは細いながらも、結構強度はありそうだ。

どうやらここでは、斜めUターンする形で高圧引き込み線を分岐しており、それが丁度、普通の分岐のままでは、変圧器への引き下げ線支持の腕金と干渉してしまうため、高圧用腕金を宙に浮かせたように見られる。

なお、高圧引き込み線の行き先については、コンビニのようだった。
最近のコンビニは、どこでも高圧契約が増えているようだなぁ

ちなみに、宙を浮かせた高圧用腕金については、以前は軽井沢で発見している。軽井沢の方が発見数が多い気がする。

名古屋の方では、あまりこの手のものは、ないのかも・・・
他には、愛知では、春日井の方でも見たかも

1672.長~いやり出し仕様となった架空地線支持の腕金!

別の配電線と交差のため、またしても架空地線支持の腕金を長くしたものとなっているわけだが、これは古い意味合いでレア度がありそうなものだ。

頂上の腕金は、高圧用腕金と同じサイズのように見える。

というのは、長い架空地線支持の腕金を使ったもので、架空地線を片寄せさせるために(架空地線の遮蔽範囲を広げるために)、高圧配電線方向に、長い腕金を追加したものだ。

単一腕金によるものでは、今回初めて見かけた。
こういったものは、鳥居型バージョンで見かけることが多い。

1671.本線は基本形で、分岐先は特大サイズのパイプアームと腕金が混じる!


こちらはまた、レア構成である!



右から左へ通過するものが本線となっており、これが基本形で、写真の上から左下へと通過している分岐先のものが真新しく大きくやり出させたものとなっていた!
なお、交差側については、下段のみ、区分開閉器が設置されているという感じである。

基本形の引き通しの腕金の取り付け向きについては、負荷側向きかな

1670.高圧用腕金をFアームにして、変圧器への引き下げ線支持はトンボ腕金などが混じる!



こちらは、高圧の支持に関しては、東電管内で確認できるFアームのようなものを使ったものとなっているが(腕金の構成については、現場で組み合わせて形成される手作り仕様!)


中でも気になったのは、変圧器の周囲である。
変圧器への引き下げ線支持については、下段については、2本の腕金を並べた抱腕金仕様となったトンボ腕金を使用しておったが、それに次いで、上部については、1本の腕金という感じであった。
唯、変圧器から低圧を立ち上げた後は、抱腕金のような形をしているトンボ腕金の辺りで支持されているのが中腹部に見えた。
なんだかそれとの構成が珍しく見えたので掲載!