2020年1月2日

1584.正面受けのダブルハンガー装柱で、1本腕金が多いタイプ!




柱上変圧器を取り付けるのには、ハンガーというパーツを使って柱上変圧器を吊り下げるかのような形で固定するのを中部電力管内で現状もよく見かけるが、その場合は、高圧用腕金のすぐ下に柱上変圧器を取り付けるのが多い。



しかしこちらは少し違った!


高圧用腕金のすぐ下に、もう別の1本の変圧器への引き下げ線支持用の腕金を取り付けていたのだった。





それから変圧器を吊り下げているハンガーを固定している腕金の本数も1本多い。



変圧器への引き下げ線支持用に使われている高圧がいしを確認してみると、耐塩ピンがいしが入り混じって確認できたことから、これは塩害地域のために、少し補強された感じなのかと思われる。


なお、年式についてだが、それは見えなかった。
唯、NTT札の方には、昭和48年と書かれているのが見えるから、おおよその年式については、恐らくその時代のものなのかと思われる。やはり昭和45年前後!

さて、正面写真はこんな感じである!
いやはや、1本腕金が追加されているだけでも、少し違った風に見えますなw



さて、同様の構成による前受けのハンガー装柱については、後2本続いておった!
片っ端から撮影を行った。w

こちらもハンガー吊されている変圧器への引き下げ線支持の腕金が1本多くなっており、また、ハンガーを固定している腕金も通常より1本多めの抱腕金になっている。



さぁ


こちらの正面写真はこんな感じだ。

こちらの柱上トランスの容量は少し大容量だった。


そして最後の3本目!
同じような感じだった。
なお、高圧用腕金の取り付け向きについては、負荷側向きかなw

こちらの変圧器は小容量であったが、ハンガーを吊り下げている腕金はやはり抱腕金!



こちらの正面写真はこんな感じだ!

こちらは変圧器への引き下げ線支持に耐塩ピンがいしの他
普通の高圧ピンがいしも混じっておった。
これには、元々塩害地域の設計だった箇所を普通の内陸仕様の設計に戻したのか
それとも唯単に、耐用年数稼ぎが目的だったかのかの2つが考えられそうだ。
今度は変圧器が小容量となった。



さて!お帰りの際も撮影です。w



反対側写真を撮って参りますか!
(またガン見されたぞw)

反対側より、さっきの3本目!


2本目




1本目

1583.中実がいしを2:1に配置させた基本形による1回線の分岐箇所にて、普通に開閉器を直付け!

中部電力管内では、10号中実がいしを2:1に配置させた引き通しの場合は、あまり開閉器を直付けしたものは見かけない気がするが(←例えば以前は、春日井市内にて、このようなものを発見している。

ここでは、普通に短い腕金である中、普通に開閉器が直付けされておった!
(※高圧耐張がいしを2:1に配置させた開閉器装柱は例外)

分岐後に配電線の両引き留めを作って、そこに開閉器を取り付けてもいいと思うが

ここはそういうふうにはしなかったようだ。

中部電力管内では、避雷器は高圧用腕金には取り付けず
開閉器に直付けされた例が多い。



←ここでは基本形に直接、スケルトン仕様となった、分岐のための区分開閉器を取り付けている、
見られない分岐箇所で、今回それを発見したから、なおさら不思議に思えた。

1582.頭上は極小仕様のパイプアームで引き留め・下段は普通の抱腕金で両引き留め!

これまた珍しい構成だ!
説明をしていくと、まず、頭上引き留めについてだが、そこでは極小仕様となったパイプアームを使用!


次いでその下段側は、普通の腕金を使用したもので、抱腕金による両引き留めとなっていた!
こんな構成滅多に見られないことだろうと思う!
さて、こういったものについては、電源側、負荷側を意図して施設されたものが多いが
↑ここでは見たところ、どうやらそういったことは意図しておらずw下段の両引き留めの方が電源側になるようだ。






これは旧式の設備だと、確実に頭上引き留め側が電源側になっている例が多いが、最近では特にそういうったことは気にしないらしい。
パイプアームの普及で、負荷側向きの腕金も今後はなくなりそうだしなぁ

1581.伸ばして分岐!


ここでは
本線に新タイプのパイプアーム仕様となったDアームを使って高圧引き込み線を分岐しているわけだが、その状態で、しかも近距離で高圧引き込み線の分岐となると、Dアームと引き込み線の腕金が干渉してしまうためか

ここでは高圧用腕金を少し伸ばして、高圧引き込み線を分岐しておった。






なお、高圧引き込み線受け側の高圧耐張がいしの取り付け方の向きについては、溝の内部に雨水が溜まらぬよう、逆付けされているのが見えた。

1580.1本、1本のロングサイズ仕様のパイプアームを使った引き通しにて、1回線分岐!


1本、1本のロングサイズ仕様のパイプアームを使い

縦型配列に高圧配電線を整列させたものによる引き通しで、1回線分岐をしたものは初見だった。


年式については、やはりパイプアームは近代仕様になるようで



2011年(平成23年)を示していた。