2019年8月3日

1454.架空地線のみ、次の配電柱へ








左手前のアングル仕様のFアーム装柱を超えた先の配電線については!


高圧、低圧の通った配電線はなく、何本もの支線だけが張られているものとなっているが、珍しくその上部には、架空地線が張られておった。
双方ある高圧配電線は繋げず、別方向からそれぞれやってきているようだった。





最後に、反対側はこんな感じで!

1453.違和感のある振り分け引き留めによる開閉器装柱


この感じだと、高圧引き込み線を分岐している区分開閉器を取り付けた感じに見えがちだが、実際はそうではなかった。






単純にこちらは、振り分け引き留め地点が開閉器装柱となっているのだが、その区分開閉器がある分、スペースを少し空けながらの振り分け引き留めとなっていた。




そこに少し違和感があるのかもしれない。




こうしてみると、引き込み線を分岐しているようにしか見えん。w
でも実際のところは低圧配電線があるので・・・

横の反対側写真はこんな感じだ。

臨時投稿:木柱で鳥居型ならず!貴重な三角形の金具付き!!


架空地線の支持に、鳥居型ならずを使ったものによる木製電柱自体発見できたことからして、既に珍しいが!


この木柱は中でも珍しい金具が付いている!w


それは何かといえば!単相3線式となった低圧電灯線(100V/200V)を分岐できるようにと、三角形の分岐用の金具が付いていることだ!


まぁ現状、それは使われてはいないが・・・

この金具については、電気の史料館以外では実物は見たことがなかった。

↑その電気の史料館で見たという展示物はこちら
2008年8月撮影
昭和中期の電柱コーナーにて、紹介されておった。
なお、こちらの展示物は、今回の木製電柱上で発見できたものと大きさを比較してみると、大き目であった。

1452.大型のFアームなのに低圧配電線は支持しない。

こちらは高圧、低圧の両方の電線を支持できる大型のFアームとなっているが


低圧配電線に関しては、珍しく一切支持していない。


なお、通常は動力線を支持する位置に、Fアーム用の高圧用腕金が付いていた。

1451.鳥居型ならずの2回線で、上部単一腕金、下段抱腕金というレア構成!


こちらは



架空地線の支持に鳥居型ならずの腕金を使ったもので、2回線の高圧配電線を張った引き通しとなるが!



ここでは珍しく、それぞれ各ある2回線の引き通しをしている基本形が不揃いにあった。

その種類を示せば!



まず


上部が単一となった1本の高圧用腕金を用いたもので、クランプがいしを使った2:1の引き通し!


次いで、その下段については、2本の腕金を抱え込んだ抱腕金となっており、こちらはクランプがいしを2つずつ取り付けて、2:1で引き通しをしていた!

東電管内では、2回線の高圧配電線を張る場合は、上下で種類は揃えることが多いので
、こういった例は珍しい。

ここからはおまけ


隣接する配電柱では、2つの腕金を抱え込んだ抱腕金装柱によるがいし2連が見られたが

そもそも今時の設備で、クランプがいしを2つずつ並べた抱腕金装柱による2回仕様が見られること自体少ない!


ここからは、上下揃った種類が続いていた。
しかも架空地線支持については、こちらも鳥居型ならずである。

一方、その次では、変わって、架空地線の支持については、架空地線キャップになるが


高圧の支持手法については同じく、上下で抱腕金にしたがいし2連となっていた!

なお、下段回線では、2方向へそれぞれ高圧配電線を交差分岐していた。
その分岐の詳細を示せば、左側は単相交流2線式配電線を分岐、次いでその右側は三相交流3線式配電線と言った感じだ。