といっても、当時の鉄塔自体はもう既に現存しておらず、あったのは2代目による普通の近代的構成の送電塔である。
塔ノ沢発電所(旧:横濱水力電気 塔の澤発電所)の最寄り駅は塔ノ沢駅 |
ここから狭い路地を歩いて |
現場へ到着! |
これはかつて実在の箱根水力電気會社(横濱水力電気)が塔ノ沢から横浜に向けて建設した塔ノ沢線という電線路なのだそうだが(東京電力の電気の史料館に当時の鉄塔の展示あり!)・・・
ところで、今の送電線は繋ぎ替えされているのかなぁ~?
この日の電柱撮影は、それも含めての撮影となった。w
日本初の送電塔(送電鉄塔)があったのは、丁度山の上の方だ。
この辺のようだが、残念ながら今はそこに、1901年(明治34年)建設であった、日本初の送電塔があったような痕跡は見られない。
ちなみに
当時の方が書かれた説明付き! |
※この絵葉書は、撮影者及び団体名が無記名で、公表後、確実に100年以上が経過しており、著作権は消滅していると思い、掲載に至った。
裏面には確かに、明治44年(1911年)の消印が押してあった。
送電線は水平配列だったようだ。
それにしても、こちらは凄いところに建っている。
現在の塔ノ沢発電所の様子です。
iPhone XRで撮ったパノラマはこんな感じ。 |
そして、この記事でメインで紹介するはずのレアな配電柱も紹介しなくては!
これだ!
塔ノ沢駅から細い路地を歩いている最中でも見える。w
フェンスの外から撮ってます。 |
Fアームが2本並んでいるのだが!
ここで気になったのは、各あるケーブルヘッドの取り付け方だ!
手前は廃止されているが、いずれともFアームの背後に向けてそれらは取り付けられていた!
おまけ
一方、付近にある熊野神社の山側には
謎の廃電線路発見!(情報提供により知る!)
神社にお参りがてら巡る。
塔ノ沢発電所に絡むものだったのだろうかー
それとも、この辺一帯に電力供給をかつて担っていた配電線だったのだろうかー
(電力会社管轄ものだとしたら、除却はすると思うのだがなぁ~謎である。)
見上げると
既に!高圧ピンがいしからして古い!
これはかつての配電電圧3300V時代のものである!
詳細をいうと、1926年の昭和初期~昭和30年代頃まで普及していたもので(さらに細かくいうと、高圧がいしであることを示す赤い線の引き方にも種々多用!全体が赤く塗りつぶされている仕様もある。)、また、それを取り付けているアームも特殊な三角形をしている!
電柱番号札があったら撮ろうかとも思ったが、残念ながら近寄れそうにない。w
この三角形も正に!昭和の木製送電柱で流行っていたような構成だ!!
送電線だったのかー?
それにしても!
木柱に掘られている真四角の溝がなんとも古そう!
かつてはここに、腕木を取り付ける予定があったのだろう。
それは恐らく、低圧線になろうかと・・・
やっぱり配電線か!?