2018年2月12日

1256.鳥居型で架空地線を絶縁!これは激レア!!!

東京電力管内の配電柱では、基本、地方の電力会社のように架空地線の絶縁までは行っていない。

ところが、東京都大田区神奈川県の川崎市、それから横浜市の一部地域だけでは、開閉器への雷害を懸念したのか、少なからず、架空地線を低圧引き留めがいしによって絶縁させている地域が実在する!
(↑正直個人的には、低圧引き留めがいしごときで雷に対する高電圧を防げるのかと疑問視するが・・・)

その例を挙げれば↓

東京都大田区の例

神奈川県横浜市港北区の例

なお、こうしてみると

地域別に支持の仕方も若干の変動があることがわかる。w

あったとしても、このように!架空地線キャップを用いたもので架空地線の絶縁を行ったものが大半である!



だが、今回はその中で、かなりの激レアを発見した!!

それがこれだ!!


その前に!既に分岐側も珍しい。ww本線側の架空地線の支持は鳥居型ならずとなっている。
ま、本線側の肝心な架空地線は既に取り払われているが・・・
なお、それとは垂直に(横に)なるようにして、分岐先の架空地線を支持しているものもある。

なんと!架空地線の引き留めが古い鳥居型だというのに!


↑ここでは!架空地線が!!青色の接地の意味を施した低圧引き留めがいしによって絶縁されているではないか!

これは初見!!!!


激レアです!


ちなみに、ここ以外では見たことがありません。



それも、架空地線の引き留めは古い鳥居型だというのに!運よく残っていた!



塩害にも耐え、よくぞ残った!!!


最後に・・・



人通りが多いので、拡大写真は撮れなかったがw
鳥居型ならずの横写真です。
ご覧の通り、分岐側の架空地線は鳥居型ならずから垂直になるようにして、腕金を取り付けて張っています。


2018年2月11日

1255.急上昇

この配電線のように当サイトのアクセスも急上昇すれば、また嬉しきごとしw
(↑そりゃ無理だわなw)

それはさておき



ここでは、銀ピカ配電柱と隣接した配電柱を使って、2回線の一括立ち上げをしているところであるが、その中で珍しいと思ったのが、その隣接した配電柱とを結ぶ1回線の高圧線!




ワイヤーを張った空中分岐となっているため、急上昇するかのように配電線が張られていた!


なお、建柱年については


つい最近の2016年(平成28年)

しかし最近は、こういった立ち上がり柱でさえも、支持物は鋼管柱を採用することもあるようだ。
未来は従来のコン柱に合わせて昔の木柱が減ったのごとく、コン柱も今後は減るのであろうか?



最後に、反対側はこんな感じで!


平凡そうに2回線の配電線が張られている中、突然ドカンと道ができ始めたから、それに合わせる配電線も大変だろうに・・・

1254.んん?こう来て、下段回線は何もせずの引き留め!?


まず、手前は旧式の落ち着いた抱腕金仕様による




がいしを2:1に配列させた引き通しとなっているが



その先は、近年設備を一新させたようで、新しくなっていた。



それで、↑こう来ますと!



ここで写真に写る2本の支持物は、2回線の立ち上がりか、いや、一旦の引き下げ柱のようにもみえるのだが、何故か、ここでは!下段回線については!!それを思わす区分開閉器すら付いておらず、唯、引き留めているだけのようであった。
(上段はちゃんと区分開閉器があって立ち上げか引き下げをしているのにw)
この構成がある意味珍しい。



↑ご覧の通り、下段回線については、ケーブルヘッドすらありません。w
(もう下段回線については、配電線を立ち上げる気も引き下げる気もなかろう。w)

この配電柱は、先ほどの道を少し進んだすぐのところにあったものです。


しかしこうしてみると、どうやら付近で大規模な配電線の繋ぎかえがあった模様。



あー、これはきっとさっきも見た、あの新設の道の影響だ。ww



↑結論、この橋桁を超えなくてはならなくなるから、どうやら付近で配電線の繋ぎかえが発生した模様!

その結果、どうやら今は下段回線については、ダブルで離隔腕金が付いている配電柱より立ち上げて、大きく遠回りして、先ほどのやる気のないw引き留め柱までやって来ているようであった。


そして、さらにこの奥では!



このような銀ピカ配電柱が!!

なお、これについては、別の意味で珍しい部分があるので、次ページで紹介する。w


1253.腕金間を固定



下段回線については



抱腕金を用いたもので1回線分岐となっているのだが、ここではちょいと珍しく、1回線の分岐側とその腕金間を固定するものを発見!

こうした理由については、分岐先の1回線の配電線に引っ張られぬよう、手前では隣接する配電柱まで支線を張って強度を確保したのかとみられる。

1252.ラインスペーサーで回り込むごとし!w



以前は2回線を張ったものが突き当たりの道沿いに張ってあって、この写真の後方右側の奥(架空地線と高圧線との間が大きく空いたもの)には、架空地線の支持に鳥居型を用いたもので、高圧の引き通しを2:1に配列、かつ分岐をさせたもので、その奥では2回線のうちの最上段回線を終点にしたものがあったようだが、そんな旧式設備はなくなっていた。

おまけに、右手前では高圧需要家との境目には、既に区分開閉器も設置していない。
ま、開閉器2台装柱を禁じている?東電管内では、これは好都合といえる箇所もあるよなぁ


最近の設備はどうも近代的すぎる。w
2回線の進路変更といえども、近年は無駄な配電線も張らなくなったようである。
設備更新後では無駄な箇所の配電線は一切張らず、ラインスペーサーを使い、回り込んでいるのが見て取れる。


なお、左側にあるこちらの開閉器は連系用開閉器のようであった。
(白い方の引き紐が下がっている。)

双方の回線で連系を取り合っているようであった。

なお、最上部に張ってあるグランドワイヤーについては、設備更新後も珍しく残したようである。