2017年4月30日

1122.配電線の引き通し位置変更!

いやー、千葉は本当に、今まで使った高圧がいしを残す気でいるものが多い。(←特に耐塩皿がいしや旧規格の耐塩ピンがいし!)


ここもそれの一部だ。


いやーそれにしてもここは大胆過ぎて!かつて使っていたであろう、引き通しの2:1配列となったクランプがいしまで取り残されています!!
高圧用腕金も未撤去です。w


他の地域ではこんなものは見たことがありません。ww


せいぜい、今まで使っていたクランプがいしは撤去しましょう。見た目が悪いです。w


次もまた変な形をしていました。↓


こちらについては、以前は腕金中央固定の抱きアームによる両引き留めだったらしいですが、後で配列を家側に向けた槍出しに変更したようなので、右下にはそれを示す槍出しの腕金があります。
しかし、中央固定の腕金にはまだ電線は乗ったままです。w

配電線の支持位置を変更したのだから、せいぜい今まで使っていた高圧用腕金は撤去しましょう。w
はっきり言って見た目があまり・・・

1121.トンボ腕金をそのまま直付け!


トンボ腕金を高圧用腕金に直付けする光景は普通にあるような感じがするが(というのは、高圧用腕金に90°でトンボ腕金の横部分を直付けさせ、トンボ腕金のように見せかけたものを示す。)


いや、ここはまた違うのである!


完全にトンボ腕金自体が!直付けされちゃってます!
今主流の直付けとは違います。w
さらに中腹部も見てみると、低圧用腕金も古い手作り仕様となっているので、ここの場合は強度的な問題で高圧用腕金に直付けすることになったのかと思います。
(しかし、この場合は古びた手作り仕様の低圧用腕金の上枠と下枠自体をトンボ腕金の一部とすることもあるのだが、ここはそれを採用しなかったようだ。)


反対側はこんな感じで!


うまい具合に固定されてます!!
なかなか見ません。

1120.変なFアームw

Fアームですが、なんか変です。w


よく見てみたところ、ここは高圧線を正面で受け取る形になってしまったので、いつもの高圧用腕金はFアームには継ぎ足さず、中腹部に横にして高圧用腕金を取り付けて引き込む形になってしまったのかと思います。(いつもならこの位置には分岐用の高圧用腕金や変圧器への引き下げ線支持のトンボ腕金とやらが付きます。)


当初はそのまま目の前を通過する配電線を引き通しにして、引き込み用の区分開閉器を取り付ける予定だったのかもしれませんが、Fアームの高圧用腕金から若干距離があり、届かないのでこういう形式になったのでしょう。
(でも、Fアームに高圧用腕金を継ぎ足す仕様もあるんだけどな、ここを管轄する配電屋はそれを採用しなかったのか)

他には配電線のたるみ等も関係していると思います。

1119.不均等でない2:1でそのまま開閉器!

高圧がいしの配列が2:1の時に開閉器を取り付ける場合は、必ずといえるほど、高圧がいしの配列は不均等配列になっているのですが


こちらはちょいとレアもので!


不均等配列の2:1ではなく


通常通りのいつもがいし配列2:1でそのまま開閉器が取り付けられています!
なお、開閉器については引き込み用の区分開閉器のようでした。

以前にもこういったタイプは確認しています。↓
それはといえば、東京都江戸川区の葛西の方で発見!w


反対側はこんな感じで




ほんと、そのまま開閉器!

1118.若いやつに鳥居型w



若いやつに鳥居型が付いているのは珍しいと思ったのでつい撮影w


見てみると、ここで丁度架空地線の仮留めとなったので


比較的若い配電柱といえども、鳥居型が付いたようです。ww(こういった用途で新設された鳥居型は稀に見かけます。)


ご覧の通り、建柱年は1991年(平成3年)でした。
(んん?待てよ、拡大すると1996年(平成8年)のようにも見える・・・汗)


反対側はこんな感じで!

トランスの目の前で確認できる高圧カットアウトや変圧器への引き下げ線支持のがいし類の取り付け手法についてですが、これは2000年代後半に一時期、茨城県と千葉県で流行っていた構成となっています。(これについては、トランス本体から伸びたアームによって高圧カットアウトが支持されていないのが特徴でした。)

しかし、今はどこもかしこも直付け(上段のトンボ腕金を完全省略し、高圧用腕金に変圧器への引き下げ線支持のがいしを直付けする方法)が採用されているので、こういったものも今後は見られなくなると思います。


最後に、やっぱり鳥居型の方が形はいいように見えるなぁ
(ここは肝心なトランスがちょっと近代的だけどw)