2016年10月15日

1006.異容量のダブル変圧器!

なんと!

東電管内ではあまり見かけない(栃木県や山梨県は例外)異容量のトランスを2つ乗せたもの発見!!


見てみると、右は50kVAで確実に電灯用トランス(単相3線式の低圧配電線(100Vかつ200Vも使えるタイプ)を取り出し)だと思うのですが、左の20kVAは動力用トランスかもしれません。(それも単相2線式の旧方式かと。昔の変圧器の低圧2次側は4つ抜き穴が主流でしたから、線の取り方次第で、これについても単相2線式の動力線(200Vのみ使える線)が取り出せたのです。←古い文献にそう書かれていました。)


写真撮りそびれましたが、トランスからの立ち上がり線をたどったところ、古くからありそうな自動車工場に接続されてました。


1005.コネクタカバーの数w

今の配電線は被覆ある絶縁電線が使われていますから、他の電線との接続はその被覆を剥いで電線を接続しているわけですが



そのまま被覆を剥いだままでは危険なので、こういったコネクタカバーがあります。(電線についている幅の太い黒いカバーです。)


しかし、こちらは珍しく、それがものすごい数となっています。w
(2回線だからかな)


後はなんだか、本線側の2回線が下段に来ていて、それぞれ3:0配列で支持されている点に多少の違和感を感じます。w

1004.新・旧



交差点にて、新旧混ざった腕金を取り付けた配電柱発見!w



左が今流行りの離隔腕金で右側が古いFアームとなっています。



珍しく、グランドワイヤーも生き残っており、ご丁寧に分岐されたままでした。w
左の離隔腕金はこの配電柱の後ろ側のアパートが建つ前は普通サイズだったものかと考えます。(グランドワイヤーの支持がキャップになっているので)

1003.上段普通、下段は今流行りの長いやつ

この日はツイッターからの情報提供で、神奈川県の大和市内にも耐塩皿がいしがあるよ~ということなのでw、その撮影に行った時に撮影(変わったものや珍しいもの等編)したものですね~↓


ここで注目したのは腕金のサイズ!



東電管内の場合、2回線を張る場合は高圧用腕金のサイズはどちらともサイズを揃えることが多いのですが
ここは珍しく、上下でサイズが違っています。

上段は普通サイズで、下段は今流行りの長い離隔腕金を使っています。
高圧引き込み開閉器(高圧需要家との境に取り付けられる区分開閉器)を取り付けるため、そうなったのかと考えます。

2016年10月2日

1002.埼玉県の久喜市内にて、埼玉にはいないはずのがいし2連発見!!w

この日は埼玉県の久喜市内にも撮影したいものがあったので向かった。
(場所は東武日光線の南栗橋駅付近)

今回紹介のお題はがいし2連です!

一応、地図で見ると、明らかに埼玉県側にこの配電柱は位置しているのですが!
(がいし2連とは、引き通しのものでがいしと腕金を2つずつ取り付けたタイプのことを示します。分布についてですが、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県にしかいないはずです。w)
それなのに何故か、今回は!埼玉にはいないはずのがいし2連を発見しました!!www


それがこちら!


国道4号の旧道沿いにて発見!
(旧道沿いといえども、こちらは道幅が少し広いですが)


見た目は明らか!がいしと腕金が2つずつ並んだがいし2連です!!


場所は明らか、埼玉県の久喜市内に位置しています。


ちょい斜めはこんな感じで!

おっと!腕金もなんだかかなり長いです!
(おっ!これは初見だ!)


初代のFアーム並みに長い腕金かと思います。明らかに怪しい。w
(1970年代だと、まだ長い腕金はそんなにないはず。ひょっとして、構成も結構なレアものかも!?w)
また、架空地線の引き留めに鳥居型があるのですが(こちらも古いw)、この鳥居型は高圧配電線方面に腕金が伸びていません。

国道4号旧道沿いの歩道に入ります。↓


周囲には他にも、架空地線の支持に鳥居型を使った古いタイプが多く見られました。


でも、ジャンパー線支持はやっぱり、中実がいしに交換されてます。


先ほどの、位置的には埼玉県側にいるはずである、がいし2連の近距離写真です。


すぐお隣は茨城県なので、実は管轄が違っていて、がいし2連があるのでしょうか?ww


茨城県側ということなんですかね


にしても!

近くにある木を避けるためのものとはいえ、高圧用腕金がかなり長いと思います。w
(がいし間隔がもう。w)
今はこれほどまで長いサイズの腕金はないものかと・・・
(今の離隔腕金よりも長い気がします。2メーター以上はあると思う。)
あの頃特有のものだったんでしょうかね



ちょい近距離写真はこちら!
国道沿いの歩道とはいえ、人通りがほとんどないのか、両側は草ぼうぼう。w
刈りましょう。




腕金を支えているアームタイはまたしても、アングルを使っており、やはり設備的には1970年代の造りです。
アングル仕様のアームタイもいつも以上に長いです。

さて、建柱年の確認と行きましょう!



うわー
ここも草ぼうぼうw


おっと、これは違った!NTT札だ。

しかし、その下には配電柱本体の製造年の確認が取れる白○があります。
一応確認したところ、配電柱本体は1967年(昭和42年)製でした。
恐らくその頃は、この国道が道幅拡張とかで整備された頃だろう。


でもって、建柱年はっと!
(下にだらーんとめくれていたので、めくり上げました。ww)



1987年(昭和62年)?そんなバカな!
そんなに若いはずないよ!www
明らか建柱年は偽造してるじゃないですか!
これは恐らく、プレートを打替えしたときの頃だと思います。


反対側!


高圧がいしの製造年確認といきましょう。


あらあら


支線には蔦があがってきちゃってます。
危ない。


クランプがいしの製造年はジャスト1980年(昭和55年)製でした!
やっぱりそれぐらい古いはずでしょw


最後に引きを撮って終了w
奥にはD型腕金が並んでいます。
そのため、グランドワイヤーはあのがいし2連で引き留めとなっているようです。
ラウンドワンの建物ができた頃にでも更新されたのでしょう。