2016年6月27日

984.東北電力式の引き下げ方!!

これは、東京・調布で初代Fの再撮影を行ったときのこと。
その周辺には変わったものもいくつかあったんで、それも併せて撮影することにした。

おっ!東電管内ではレアと言えよう、配電線と並行にさせて変圧器を取り付けたもの発見!!


基本、東電管内では、低圧線よりも下に変圧器を取り付ける場合は、こういった変圧器の取り付け方は見かけません。(変圧器のある場合のこういった横での引き下げ手法は東北電力管内の基本形と言えます。)
なお、低圧線よりも上にある場合は古いタイプであります。(←それももうないか)


高圧2回線の上下間を挟んだ地点にある開閉器については、常時開放(常時スイッチオフ)でした。
これは、どちらかの配電線が故障した場合に備えて、他の配電線と連係が取れるようところどころにあります。よって、非常以外はスイッチオンになりません。
ですから、開閉器があるから必ず配電線が繋がっているとは限りません。中にはこういった常時開放(スイッチオフ)もいます。w


常時開放を示すプレートです。(まぁ、どっちの開閉器の操作紐が下がっているかでそれがわかりますけどw地方の電力会社の場合はこういった常時開放札はないようなので、わかりにくいです。)
比較的新しいプレートのようで、白のものでした。
古いものだと若干また書き方が違うのですよw

プレートの意味ですが、2回線ある内の上段回線名が榎橋線で下段回線名が深大寺線という意味になります。そうです、各配電線にもこうしてしっかりと路線名が付いているのです。(まぁ、配電線マニアからすると、あまり各配電線の路線名は気にしませんが、送電線の場合はこれは重要ですね)



横写真はこんな感じで!



どうやらここは、すぐ下にある電灯との干渉を避けるため、このような変圧器の取り付け方となったようです。


少し引き下がっての横写真はこんな感じで!



↓以下はおまけ↓
すぐ近くにあったものです。



変圧器のつけ方がまた変わって!今度は背中についてます。w


どうやらここも、電灯との干渉を避けるためこうしたようですね!




反対側はこんな感じで!





ちょっと撮りすぎましたねw

2016年6月5日

983.高圧とトランスは逆向きで!やや旧式?

こちらも京葉道路沿いで発見w(この区間は一般道なのに、高速道路で見かけるキロポストの表示があるといった珍しい区間の国道14号です。)


高圧線とトランスの向きを揃えず、それぞれ逆向きにさせたものは、丸型の変圧器の土台が登場したかつての昭和50年代頃?国道によってはあったところもあったようですがっ!!(この国道沿いももっと古ければ、大量のハンガー装柱なんかもあったことだろう。)



それが!今も!!こうして残っているとは!!!w
(他のものも見ると、ここでは引き通しのものに限っては皆、高圧線は歩道側を向いています!)


どうやら、トランスを車道側に向けて取り付けてしまうと、国道の電灯とそれが干渉してしまうため、かつては高圧は歩道側に向けて、トランスは車道側に向けたといった取り付け手法もあったようです。(←私が小学校時代の頃、学校でのなんかの授業で、昔の写真でそういった構成を見たような気がします。それも確かこういった国道沿い、別のだけど・・・鳥居型が山ほどあったんで、昭和50年代かと推測します。www←電柱のことなら、んなことまで覚えてます。w)


しかし、今はトンボ腕金は使わず、そのまま高圧用腕金にトランスへの引き下げ線支持がいしを取り付けることが大半となりましたので、今はあまり見かけません。



おまけにここだけ、グランドワイヤーの支持は腕金となっており、その古い感じもよかった。

982.開閉器は別付けで!

こちらは、千葉の幕張にあるコストコへの行きにw東京・江戸川区内を通る京葉道路沿いで発見w


通常、開閉器は高圧用腕金に直付けされることが基本ですが
こちらは、後から高圧引き込みが必要となったのか



特大サイズのD型腕金を後付けさせて高圧引き込み開閉器を取り付けています。
(高圧引き込み開閉器とは、高圧需要家との境に設けられている区分開閉器のことを示します。しかし、今やこれも旧式になりつつあるようで、近年では東電側の高圧引き込み開閉器は省略させて、高圧需要家側に取り付けられるPASのみが主流となっているようです。)

そもそも、東電管内の場合、高圧がいしの配列が2:1の場合は、必ずと言えるほど、高圧がいしは不均等に並んでいます。

いちいち、そのために高圧用腕金の取り付け位置をずらし、さらには高圧がいしを不均等にさせるのに手間がかかるので、開閉器用の特大サイズのD型腕金を用意し後付けしたのかと考えられます。

2016年5月22日

981.かぶとみたいなやつ

高圧引き込み線を引き留めながら引き下げている構内用の配電設備ですが

上段に余分な角、いやかぶとと言えよう、大きな腕金が付いています!




柱自体結構低いので、本来はあの位置に高圧線が来る予定だったのでは?



しかし、実際はコン柱に直接、高圧用腕金がちゃんと取り付けられており、そこで高圧引き込み線が引き留められています。
本来はその位置は開閉器だけにする予定だったのだろう


中央の耐張がいしは下がっており、コン柱にバンドを取り付けて取り付けられています。


上部の腕金は特に、支線等も張られておらず不要なので、正直ぼったくられてますよ


でも、一番上についている腕金は錆が見られます。
それ以外は比較的きれい



もしかして、PASが後で付いたからこうなったとか・・・
PASが付く前は、上部腕金による継ぎ足し仕様でただ単に高圧引き込み線を引き下げていたとも考えられる。



ちなみに

その向かいにある分岐側の東電側の配電柱もまた古い


がいし2連となっていました!

980.白目の不気味なやつw

東電管内では、最近の高圧配電線の引き通しはクランプがいしが使われることが多いですが


こちらはなんと!今となっては少しのレアもので、高圧配電線の引き通しに10号中実がいしを使っています!
(こういったものは昭和50年代に数多くありました。都内では実際に、銅線を使った古いもので確認しています。後は他に、都内の離島にも結構あるようです。
そして、自分には、電柱に取り付けられている高圧がいしが目に見えるわけですが、その中でクランプがいしは黒目、10号中実がいしは白目に見えます。wwなので、がいしが白くなっていると白目に見えてしまうわけですねw)


しかも、高圧用腕金も余分に1本多い・・・



うーん、こうしてみると、不気味な感じにも見えます。ww



本当は耐張がいしによる両引き留めにする予定だったのでしょうか?


しかし、予定が変更されて引き通しになったから、仮として、中実がいしを使ったのでしょうか?

建柱年は不明ですが、柱上についている腕金類は比較的錆もなく新しそうに見えました。

反対側はこんな感じで!


今時の新設でこれがあるのは珍しい。w