2015年4月18日

806.遮蔽線だと思ったら、唯の支線だったパターン

送電線からのコロナ放電防止対策として、古いものでよく、高圧配電線の上に2条~4条ぐらいの遮蔽線が張ってあるものを見かけるが
(古い言い方で遮蔽線は保護網等と呼ばれることもあるようだ。)

恩田変電所付近にて


橋本線70号鉄塔からその変電所へ向かって送電線を引き下げているものを確認!


近くには配電線に異常接近する送電線!
条件が揃っている!





後ろにあるのが橋本線70号鉄塔

気になったのは近くにある恩田変電所から高圧の立ち上がりをしている後ろ側の3本のワイヤー!


送電線にあたりそうな部分になるから


発見当初は遮蔽線だと思ったのだが・・・


終端も遮蔽線を引き留めているようにも見えるが


それだから、最初見たときは多分それだと思っていたのだが、よく見てみたら、そのように見せかけて唯の支線でした。w


一方で、一応、支線からも接地を取っているようでした、赤い線が見えます。それが接地線です。
それだから、まぁ、これは近代的すぎるが、一応、遮蔽線代わりにもなっているのかな

805.高圧結合器のためだけに!それはっ・・・いくらなんでも贅沢すぎる1本!

これは

形的には結構良い形をしていると思うのだが


いくらなんでも、高圧結合器のためだけに(自動開閉器があるため、高圧結合器を取り付けなくてはならない)


丸々、高圧用腕金1本を使ってしまうとは!


ちょっと贅沢ではw

おまけ


こちらはその右手前にあったものです。
Fアームですが、最上段!ジャンパー線の支持にスリップオンがいし(PDがいし)があるのは珍しいと思います。
(恐らく10kVAトランスだから、先ほどの自動開閉器の制御器用の電源だと思われる。)

803.名残を維持?

パーツのある一部についてなのだが


2回線の内、最上段の回線のカバーに注目!


どうみても、電線の太さから、これはアルミ線だと思うのだが



耐張がいし先端のカバーは長く、これはどうみても古い銅線用カバーであることがわかった。
おまけに開閉器(AS:気中開閉器)も古そうだ。

アルミ線なのに銅線用カバーを使っているものはまれに確認することがあるが、こんな大通り沿いにそれがあるのには不思議に思った。

802.2重の腕金



多分、後から電話線の他に、光ファイバーなどの線を追加したから、嵩上げでこうなっているのかと思うが



そういったタイプの中でこれは珍しい。


嵩上げ前の腕金が丸型土台付属から伸びる腕金上(高圧カットアウト類を取り付ける部分)に残っちゃってます。



普通なら撤去されるはず。

801.誤接続防止!

まぁ、遮蔽線(別名:保護網とも言うようだ。)が高圧配電線の上に通過していること自体珍しいタイプになるのだが


よくよく見てみれば、それよりもちょいと珍しい光景を確認することができたから、撮影することにした。


中腹部の低圧配電線だ!


CVケーブルから電線を取り出し、一旦、腕金上で低圧引込み線を取り出すため、こうなっているのかと思うのだが、ちゃんとそこに低圧ピンがいしが取り付けられていることが珍しい。
さらに、真ん中には、見かけることが少なくなった緑の低圧ピンがいしもある。