この構成がまた珍しくって!
つい撮ってしまった!w
何が珍しいのかというと、上下の高圧がいしの配列である。
東電では基本、2回線の高圧配電線を張る場合は、上下で高圧がいしの配列は揃えることが大半なのであるが
ここでは珍しく!
2回線のうちの上段については、抱(かかえ)腕金にした全ての電線を片側へ寄せたやり出し装柱で、次いでその下段は、単一(たんいつ)腕金による普通の2:1の引き通しとなっていた!
次いで!
その次もまた珍しい構成となっていた!それがこれだ!!↓
普通なら東電の配電線ではこういうことはしないのだが、何か張力などが絡んだ結果なのだろうか
それとも単に古い結果がこれを招いたのだろうか
(なお、中電では単一腕金によるが、普通によくある。)
ま、柱上の構成は2回線のうちの最上段は普通なんですが
その下は珍しく!!
なんと!2:1による両引き留めとなっていた!
それもなんか、高圧用腕金は少し短い気も・・・
んん?これはピンがいし時代によくあった横幅1500mm仕様の古い高圧用腕金だな!
当初はピンがいしか10号中実がいしによる2連にする予定でこうしたのだろうが、実のところは普通に耐張がいしによる両引き留めとなっている!
(ちなみに大昔は、道側に高圧を向けてカーブを振るのではなく、家側に高圧をあえて向かせて、電線のカーブを振りやすくしていた時代もあった。←勿論、抱腕金を使い、引き通しの高圧がいしは2連という構成でだ!)
なお、この配電柱の建柱年は昭和47年のようでした。
(ほう、やっぱりその頃かw)
向かいに水平支線を挟んだものを含めた全景写真はこんな感じで!
この通り!
ここでは隣り合わせで!レアものが並んでいました!
最後におまけを!w
先ほど撮ったものより数本手前(電源側)にあった2回線の配電柱です。↓
↑見上げると、比較的古いものについては、いずれも高圧用腕金は車道に対して右向きで古い。 なお、この右向きについては、旧式の意味合いでは負荷側向きという意味合いになる。 ちなみに今はそういったルールはなくしたようで、見上げても左向きのものが大半である。 |
↑こちらは珍しく、架空地線は配電柱の上部に継ぎ足されたパンザーマストに取り付けのバンドにより支持されていました。