2016年5月21日

978.開閉器をつけながらの分岐はレア!

東電管内では、開閉器装柱で高圧配電線を分岐するといったものを中々見かけません。
また、これに加えて、開閉器を取付ながらの交差分岐も滅多に見ることができません。
さらに、これは高圧配電線2回線に限った話ですが、開閉器2台装柱も禁じているようです。

そういった中で、こちらはちょいとレアもので、開閉器をつけながら高圧配電線を分岐しています。(こちらは神奈川県の真鶴町へ耐塩皿がいし付きの初代Fを撮りに行った際に発見しました。)




こういった場合は、ワイヤーを張って空中分岐を行うことが大半なので、こういった開閉器装柱から直接、高圧配電線を分岐するのは珍しいことです!



また、各耐張がいしの連結部分と先端にあるクランプカバーの赤いテープみたいなものは、高圧であることを示している印かと思います。
(これは特に、神奈川県で多く見かけています。東神奈川の方でも、耐塩皿がいしが現役のもので見かけた記憶がありますが、そちらの方は古い設備でしか確認はとれていません。同じ電力会社であってもやはり、地域別に考えは違うようですね)
よ~く見てみると、取り付けられている耐張がいしの大半は赤釉が省略された新しいものばかりとなっています。←これがそのポイントですね(しかし、赤いテープはない箇所もあるようです。)
後ろの配電柱もそうなっています!

耐張がいしの赤釉が省略されたので、カバーに赤いテープを貼って、高圧と低圧との見分けをつけられるようにしているのかと思いますが、自分は一発で見分けができます。w


本題に戻りつつ!
近距離撮影はこんな感じで!


分岐先は電灯用トランスを取り付けて近くに配電しているようでした。




開閉器付きで分岐の場合はやはり、ジャンパー線支持用の中実がいしが必要のようです。



横写真はこんな感じで。



分岐側は何時もの水平の腕金は使わず、小型サイズのD型腕金を使っています。