2022年10月29日

3077.新旧入り混じったH柱?

 

谷や川を超える区間では、スパンがそれなりに長くなるから、支持物も頑丈そうに2本建柱するわけだが(それをH柱という)、ここは手前の1本は途中で設備更新されたのだろうか、少し新しい感じの柱に思える。

なお、各柱は内側になるようにして、若干傾かせているようである。



ちなみにこの後は、廃墟マニアで有名な、相模湖ローヤルA館の目の前の道を通るようである。(通行止め)

再び国道20号に合流した付近で、三相だった高圧配電線は単相となる。


3076.低圧電灯線の引き留めで、本柱も支柱も木柱としたもの

 


前のページのすぐ付近では、そういったものも見つかった。



木製電柱の場合、以前は直接、柱に釘などを打って、低圧ラックを固定していた。 



斜めに切られた支柱部分には、かさ金なし。



年式は1965年(昭和40年)のようである。

おまけ投稿:木柱の両引きで、新旧混じる

 


少し前まではジャンパー線支持は高圧ピンがいしだったようだが、撮影に来た時にはもう既に、真新しい10号中実がいしへ取り換えられていた。

しかし取り換え後も、以前使われていた高圧ピンがいしは残り続けたようで、両側にそれがあるのが見て取れる。

外せないのは、降圧耐張がいしのストラップと重ね付けされているからである。


3075.左側のみ棒状スペーサー

 




3074.比較的新しい配電柱にみえるのに、低圧電灯線の支持は古いアームタイで組んだようなもの

 


この種の低圧用腕金は、昭和40年代に普及していたものだったが



ここではなぜか若そうな柱にそれがあるのが見て取れた。







全体的な構成としては、平成初期頃のような感じである。