2022年6月4日

2924.Fアームの背後で2回線一括分岐

 




離隔腕金が大いに普及した近代では、見かけなくなった。

2923.建物側のクランプがいしを少し内側へ寄せる。

 


ここで気になったのは、建物側のクランプがいしの配置である。



通常ならばこの場合、限流ホーンはクランプがいしの右側に取り付けると思うが、こちらは違った。建物側のものを少しコン柱で寄せて、限流ホーンに関しては、建物側に取り付けられていた。



この手のものは、今回が初見かなぁ

2922.離隔腕金の背後にDアーム



ここで背後にあるDアームは、木々から配電線を守るためのものだろうか


2本の支線を張ったものが確認できた。 





2本連続で並んでいた。


2921.腕金を伸ばして1回線分岐

 




伸ばして分岐している腕金は、2本ずつ並んだ抱腕金



2920.普通の送電線と併架されゆく配電鉄塔

 配電鉄塔というのは、川幅が長すぎて、到底通常の鉄筋コンクリート柱で支持できないような箇所で活用される。

しかし近代では、例えその川幅が広くとも、道路の橋に沿って配電線を通してしまうため、そう簡単には見かけない。




ここでは



配電用変電所からの立ち上げ直後に!


川幅の広い川を横断するため、珍しく配電鉄塔となっていたのだが、珍しくそれは、通常の送電線と併架されているのであった。

その送電線は、先ほど見かけた杉山線であった。

もちろん併架手順としては、電圧の高い通常の送電線が上部に来て、その下段に2回線の高圧配電線を通しているという感じであった。



この通り、立ち上げ直後にすぐに配電鉄塔だ!




配電鉄塔もまた高低差があるため、送電塔に沿って引き上げなくてはならない。

そのため、ここでは送電で使われる長幹がいしを使用して、上部へ引き上げていた。

なお、その引き上げ箇所までの高圧耐張がいしについては、強度対策のためか、珍しく3連結で、横断区間については、送電線のように裸電線ではなく、通常通りの絶縁電線となっていた。

しかし絶縁電線のまま懸垂がいしや長幹がいしで引き留めるわけにはいかないから、引き留め箇所については、その絶縁被覆を剥いでそれぞれ噛ませあるのが見られた。



配電鉄塔の周囲は、配電幹線の立ち上がり柱ばかり。


ちなみに配電鉄塔の方では、通常の送電線の他に、珍しくここでは高圧配電線も併架されているから、その分のプレートも確認できた。













飯富線の年式は、昭和50年の模様








高圧耐張がいしのストラップは、尖がるように長いから旧式かも。






高圧配電線のそばに長幹がいしがあるとか、不思議な光景だ。







ちなみに横断後にある方はこんな感じ。








こちらも横断後は、やはり送電塔に沿って高圧配電線を引き上げた後、長幹がいしを使って、通常の配列へ戻していた。