2022年4月10日

2836.梅ケ香町の鉄柱・ここからは耐塩系の高圧がいしを取り付けたものを確認!基本形と開閉器装柱の隣合わせで、合計2本発見!!

 


今度は!


より海に近いエリアでの確認となったため!

裾広がり仕様の耐塩高圧ピンがいし引き通しバージョンだ~




年式は昭和37年

高度経済成長期でも、神戸では所々で鉄柱を積極採用していたように思えた。

東京都内だと、この時代はコン柱だなぁ


開閉器装柱との隣り合わせで、合計2本並んでおった。


こちらの高圧耐張がいしに関しても、耐塩系のものを使用!

ちなみにこちらの高圧がいしも、既にコレクションとして所有w

なんかどっかで売ってたのを買った記憶がある。


年式はこちらも同じく~



また、開閉器は自動式のようで、小型の変圧器も複数あり。



上部の錆びの色は、正しく昭和37年の当時物かと

送電塔なら、変圧器などの複雑なパーツは付いていないから、防錆塗装は楽そうに思えるが、変圧器などの複雑なパーツが付く配電柱では、そう簡単には行えなかったようだ。


2835.油入開閉器が残った高圧引き込みの鉄柱

 


廃止後ずっとそのままなのだろうが




こちらは真空開閉器ならぬ油入開閉器が残っていて、驚いた。

昭和30年代頃までの配電工学系の文献には、ダルマスイッチと共に必ずに載っている。

高圧ピンがいしについては、大分黒ずんでいた。



油入開閉器なら、都内では奥多摩で見た以来だな。O_o



お~い!そろそろ撤去しないと、油が漏れちまうぞ~


2834.蓮宮通の鉄柱・こちらは開閉器装柱バージョン!

 



開閉器装柱でも!




支持物に鉄柱を使用したものを確認!
それならさっきも見たが、こちらは腕金中央固定バージョンだ。



なお、高圧耐張がいしについては、不均等配列

鉄柱の場合は、鉄筋コンクリート柱のように、用意にバンドを使用して中央固定なんてできないから、鉄柱の場合は、その方が都合がいいのだろう。






避雷器付き。


横!







こちらの年式については、やや古めの昭和33年であった。

1958年か


上部の錆びは、正しく当時物を思わすものであった。

そこまで錆びてしまうと、もはや防錆塗装はもうだめだ。

恐らく今後待ち受けているのは、鉄筋コンクリート柱への設備更新であろう。


2833.五番町の鉄柱・3本連続で続く、2回線の鉄柱!

 


ここでまたもや2回線となった鉄柱を確認!



どれも錆びは強め。

手前の1本目については、ギリ2回線が収まりきったようにも思えた。



しかし2本目については、2回線間に大きく空間が空いていた。




最後は両回線とも引き留めだが、上下で腕金のサイズには違いあり。


なお、鉄柱については、この先の1回線区間にももう2本あった。



2832.五番町の鉄柱・変圧器への高圧引き下げ線の支持に、旧式の腕木を使用した珍しい鉄柱!2回線仕様!!

 


こちらは中でも強者!w






なんでも上下にある変圧器への高圧引き下げ線支持に、近代の腕金ならぬ昔の腕木を使用しているではないか!



東電管内でも、配電設備で木が見られるのは、今や変台のみとなった。(埼玉県)

ところが、関西電力管内では、今でも普通にその腕木を使用しているものが残っていたから、驚きだ!

いや、東北電力管内では、木柱から変台ごと木を使っているのもあったかなぁ


それにしても、あの2本の腕木には変圧器も載せられそうだが、ここは単純に支持物が鉄柱となっているから、2本とした感じか



思わず激写w


上部は架空地線が支持できそうなぐらいの空間あり。



こちらの横付けの高圧ピンがいしは、取り付け方が特徴的

腕木に穴をあけて差し込んでいるのではなく、金具を使用して固定していた。






年式は変わらず昭和36年

腕木は当時物か?!



最後に反対側w



下段のカットアウト類を取り付けている腕木の形については、近代普及の腕金による通常の十字型とはまた構造が違っていた。


今はその腕金もまた途中で大きく湾曲したようなものが普及してるんだよなぁ

(こうして、いつも見上げている他社設備についても、相変わらず詳しいのであった。w)