2020年7月25日

臨時投稿:懸垂がいしコレクション

 

今回は珍しい、松風工業製の懸垂がいしを2つ入手した!

松風工業社のがいしは、1964年頃に解散してからがいしの製造を中止しているので、現存数は少なくなっている。

製造年についてだが、やはりこれは相当古いものだと皇紀表記となっている。

こちらは皇紀2596年4月を示しており、西暦では1936年(昭和11年)である。

電線支持部はこんな感じである。


もっと前のものであれば、ヒダの数に相違点があるものもある。


今回は、コッタボルトと割りピンも付いてきた。

続いて2点目




こちらも製造年は同じだった。

そうそう当時の懸垂がいしは、クレビスキャップにも製造メーカーの刻印があるのが特徴だ。

ここでは反対側にも刻印が見られたが、こちらはよくわからず。


製造メーカー、型式、製造年以外には、謎の記号も発見

2020年6月21日

臨時投稿:変電所母線支持用のがいし・日本陶器時代のがいしを入手か


今回は、非常に珍しい日本陶器時代のがいしを入手か!?

そうそう大昔は中に特別高圧ピンがいしのようなものが刻印されているのが当時のロゴの特徴だった。

昔の送電線は、そのがいしをよく使っていた。


なお、このがいしの用途については、この形だと恐らく普通の配電線用というよりも、変電設備の母線支持用かと思われる。


ちなみに今回は、現在の日本ガイシさんになった後の製造品も入手することができた。

こちらのロゴについては、1980年代頃まで使われていた。

2020年6月20日

1787.Fアームと架空地線キャップの間の架空地線

ここが高圧と低圧の支持にFアームを使ったもので、架空地線支持の腕金も取り付けられているが

ここでは珍しく、分岐の交差側の高圧配電線に合わせて架空地線キャップも取り付けており、Fアームと架空地線キャップ間にも架空地線が張られていた。




反対側はこんな感じ。

東花輪での撮影は、これで以上となった。





1786.腕金を伸ばして背後分岐!

 

ここでは両サイドに向けて、高圧配電線を分岐しているのだが


背後の右側については、珍しく腕金を伸ばした形での分岐となっていた。

(区分開閉器のある左側は高圧引き込み線)


反対側はこんな感じ!



この感じだと、恐らく左側は後から増設分岐するようになったのかと思われる。

1785.変圧器横受け(低圧より上部に変圧器があるバージョン)

 

横受けの変圧器


今回は、低圧配電線よりも上部に変圧器を設置した場合のやや新しめの基本形となる。

とはいえ、これはこれで、2010年代初頭に普及していたものになる。

なんでもこちらは、丸型変台から直接アームを伸ばして、高圧カットアウトが支持できるようになっている。


↑それで2014年から、今後の基本形になりつつある直付けが普及していった。


なお、年式については、いずれとも2014年とあった。


↑ここではそのわずかな世代の違いを見ることができたのだった。



こちらも年式も

同じく2014年だった。
土台からカットアウトを取り付けるアームが伸びたタイプは、ギリ2014年までは普及していた感じか・・・