2020年2月24日

1739.上部に空間のある配電線

こちらの配電線

以前は2回線だったのだろうか




←架空地線と高圧配電線との距離だが、随分と空間が空いているのが見て取れる。
それにしてもこちらは、この先で配電線が東名道の橋の下を普通に通過している。
珍しい。最近新設されている圏央道沿いじゃ、必ず通過区間の配電線については、一旦地中へ潜らせるぜ

1738.片側のがいしを内寄せした不均等配列のクランプがいしで、連系用開閉器を取り付け!

2回線の内の上段回線の引き通しのクランプがいしについてだが、こちらは特に

がいしを内側に寄せなくてもいいと思うが



上部回線については、一番右端のクランプがいしをやや内側へ寄せながら、不均等配列にしておった。
配電柱の移設時に不均等配列になったとでもいうのだろうか

また、そのクランプがいしの取り付けられている高圧用腕金だが、2回線間で非常時に連系ができるよう、連系用開閉器も取り付けられている。




↑上下間に張られている高圧配電線に、開閉器を挟んであったとしても、常時接続されていない証拠はここに!

1737.2回線中、上部回線より分岐!



普通、2回線の配電線というのは、重要回線やもしくは連系用配電線でない限りは、2回線ある内の下段回線から分岐していって、次第に上部の回線を残しながら分岐していくのが大半であるが



こちらは違った!
普通に上段回線から1回線を分岐しておった。



こうなっていたのには、ここも理由があった!



分岐先を追跡したところ→
連系用開閉器を取り付けた開閉器装柱が確認できたことから、どうやらこれは、連系用の配電線のようだった。


分岐先にあるこちらが、連系用開閉器である証拠はこちらに!
↑ここでは、それぞれ左右別方向からここまで配電線がやってきている。
その間に連系用開閉器を挟むわけである。



引き紐も切の方が下がっている。

さて



ここからまた分岐元を見るとこんな感じだ。

2回線中、上段回線より分岐!

1736.練習用配電線で見る変種



ここでは色々と配電線の工事の練習ができるように施設されたものがある。



まぁそれは


被覆を剥いで、変圧器への引き下げ線を接続する練習だったり、耐張がいしの引き留めクランプにアルミ線を噛ませたりする練習用のものだ。

しかしそれがまぁ、今回は、通信施設にあったのが不思議であった。
この手の練習用配電柱については、電力会社の変電所内や営業所、もしくは工事会社で見かけることが多い。



なお、一番手前のこちらについては


柱上変圧器を乗せたり、もしくはそれを高圧配電線と接続させたりするような練習用で使っているのだろう。

種類的にいえば、こちらは引き通しの基本形となるが、こちらは練習用なので、途中から断線している。


正面寄りで撮るとこんな感じかな








1735.片方のがいし、内側へ寄る。


分岐先用に取り付けられている高圧耐張がいしだが



何故かここでは

右側の部分のみ、少し内側へ寄るような形で取り付けられておった。


正面はこんな感じだ!


特に別の電線の位置が絡んでいるというわけでもなさそうだが・・・