2014年5月11日

785.引き下げても何もない


 一見は何の変哲もない、ごく普通のがいしの配列3:0のタイプに見えがちですが
あれ~何かが物足りないような気が・・・
よく見てみたら!
変圧器への引き下げ線はあるのに!肝心なトランスがありません。
 
でもーあの土台を見るからに、乗れそうなトランスの台数は1台(仕様としてはトランスは1台しか乗せられない)だと思うのだが、それでも変圧器への引き下げ線は3本あります。
新タイプでは3つブッシングをつけるものがあるから、それを今後、土台の横に取り付ける予定なのかな

784.上部に何かがあった跡!!

5月の快晴の日、この日は東京湾アクアラインの海ほたるへ親戚の方と一緒に行くことになった。
その途中、都内の大田区だったと思うが、6600Vの高圧配電線の上に、もの凄い空間が空いている配電柱を発見した。

「そういえば、なんか見覚えがあるなあ~」と思っていたら、ふとあることを思い出した。

そういえば、私が5歳頃の時だっただろうか(1998年とか多分その頃)、この辺に当時、アウトレットらしき店がオープン?し、両親と一緒によくこの付近に出かけたことを覚えているのだ。
丁度、その近くで東京モノレールを見上げたこともかすかに覚えている。

なんだか何時もの配電線の上に巨大ながいしがくっついたものを見たのを覚えているのだ。
そう、22000V(2万2千ボルト)の特別高圧線だ!
昔は電線仕様のタイプが海に近い工業団地などで多数確認できたようだ。
丁度、1979年から放送が始まった刑事ドラマ!そう、「西部警察」にも、特別高圧線だけを支持している(もちろん架空地線もキャップごとある。)専用の配電柱が映っている映像を確認している。やっぱりこの当時から、海沿いの工業団地を中心に大量にあったようだ!

しかし、近年ではこれをCVTケーブルへ完全交換する改修工事が進んだため、(私が見上げた1998年の頃からもう既に進んでいたようだ。)電線仕様の特別高圧を見ることはまずなくなった。

そういえば、最近できた東京ゲートブリッジの方にも特別高圧線があるようだが、今見上げても電線仕様の特別高圧は見たことがない、皆CVTケーブル仕様に交換されていた。



左側手前にあるものは、唯1つのトランスを乗せた引き留めタイプの普通タイプとなるが


その向かいに、気になった高圧配電線の上にもの凄い空間が空いている1本がある。
これは、過去に特別高圧があった名残となる。

だが、こちらに関しては途中、高圧用腕金を新しいものに交換したようなので、若干、架空地線キャップから高圧配電線の間が狭くなっているのがわかる。開閉器も新品に交換したようだ。架空地線キャップ自体もそろそろ寿命

ケーブル端末へ繋がる引き下げ線支持用の耐塩ピンがいしも、何時ものものと比較をしてみては3つ多い。
腕金の更新時に、少し高圧用腕金の取り付け位置を上げたことが関係しているのだろう。

 奥にも何本か、特別高圧の名残が残る古いものが残っていた。
遠方から高圧線を立ち上げているタイプだろうか、上部には同じように空間が空いている。
ぞういえば当時、配電線はなく、架空地線のみが通っている電柱を見上げたことを覚えている。(それは多分、かつて、特別高圧だけが通っていたタイプになるのだろう。)
こちらも柱とキャップが茶色に染まっているのでそれなりに古いことがわかる。

 全景はこんな感じ。
奥の方は既に柱ごと建て替えられているため、特別高圧があったことを示す名残が完全になくなろうとしている。


 同区で撮影できたものだが、こちらは下の方に

ケーブル仕様の特別高圧線がある。
 特別高圧用となれば、結合部分もかなり大きい。
 ケーブルは銀色をしているのが特徴
こういったケーブルは山道で見かけることもある。(栃木県の那須塩原の方だったかな)
 こちらも手前側、向かい側含めて
 下の方にケーブル仕様の特別高圧が通っている。
やはり、普通の高圧線のものと比較するとややがっちりしたタイプになっていることがわかる。
こちらは東京ゲートブリッジ付近で撮影したものになる。
ケーブル端末が低い位置に取り付けられていることから、以前まではこちらに関しても、上部に特別高圧があったようだ。
だが、後で普通の高圧配電線の高さを通常の高さに戻したため、ケーブル端末への引き下げ線も少し伸びたため、がいしが合計6個取り付けられていることがわかる。

2014年4月27日

783.ギリギリ収まってる?

 普通の水平配列の高圧線から縦型配列の高圧線に切り替わるところだが、そこで取り付けられている開閉器だ!
目の錯覚だろうか?ギリギリD型腕金に収まっているかのように見えてしまう。

782.仮固定中

架空地線の引き留め役としては、あまりふさわしくない構成となっている。


なぜならば、唯1本の腕金だけで架空地線を引き留めているからだ。


1970年代頃の古いタイプとしては、本来ならば鳥居型によって引き留めるのが当時の基本になると思うが、ここは後から左側の高圧線を更新したのだろうか?その際にかつて、左側にも張られていた架空地線を撤去したようにみられる。
よって、今は右側部分の架空地線が残されたため、仮固定状態になったと言えることだろう。

781.直角型+2本の高圧線でがいし2連!!

千葉県では、1970年代に流行っていたと思われる鳥居型や1本の腕金によって架空地線を支持するタイプがまだ目立つ。

一方でこちらは、高圧配電線が車道側へ突き出ているため、架空地線もそれに合せなくてはならない。そのため、腕金仕様の架空地線支持用の腕金だが、ここでは直角型となっている。(直角型の架空地線支持用の腕金は都内で見かけることはほとんどないが、千葉県などの郊外へ行けば、まだ見かけることがある。)

 これがそれだ!
↓最上部にそれが取り付けられている。↓
 高圧配電線は珍しく、ここでは2本(単相交流2線式)タイプとなっている。
また、それを引き通しているがいしは前記事に掲載しているものと同じく、アークホーン付きクランプがいしとなっている。
また、中腹部にある低圧用腕金も一昔前のものになり、手作りタイプの古いタイプとなっている。
少し進んだところで撮った写真はこちら!