2023年2月5日

3652.接地側電線なしで2回線の高圧配電線を張ったもの

 



架空地線と高圧配電線のみを張る場合についても、必ず低圧分部には1本の接地側電線を施設することが多いが


この辺では低圧の需要が全くなかったためか、珍しくそれを施設していないものが見つかった。




いつもなら黄色〇で示した辺りに接地側電線が施設される。






架空地線の支持は鳥居型などによる支持が多く、古いようにみられた。




なお、その年式は1974年(昭和49年)のようだ。



ここでは連絡線を分岐していると思われる。

2回線中上段回線から分岐しているのが見て取れる。





付近ではやっとのことで、単相2線式の低圧電灯線の需要があるぐらい。

接地側電線は、この辺は施設されている。








3651.2回線間の連絡用開閉器に見えて、実際はそうではないもの











こうしてみるとこれは、常時開閉器のスイッチをオフ(開放)としている連絡用開閉器に見えてしまうが、実際はそうではない。






開閉器のスイッチはオンである。

つまり、下段回線の電源側はここだ。





建柱年、いや、設備更新時期だが、2020年7月とあった。

近くで無電柱化の準備などが行われているから、繋ぎ替えしたようにみられる。




最後にその横!

3650.無電柱化準備中のもの






のようで、ここはケーブルヘッド先の配電幹線がぶった切られていた。 



柱自体の年式は、1979年(昭和54年)

3649.Fアームの内部に分岐の腕金を取り付ける。トランスの付け方は千葉、茨城で特有だったもの

 


3648.水平腕金がDアームの内部に入り込む。