2022年12月29日

3474.両引き留めで離隔腕金上の極小鳥居型

 




おまけ投稿:佐久間東幹線(1号線)161号、162号~166号、同2号線2-131号鉄塔

 


山岳部は雪が多いから、水平配列の烏帽子型鉄塔を基本としているようであり、佐久間東幹線は、1号線側で数えると、161号の次にある162号鉄塔で、2号線側と併架するようである。




まず見えてきたのは、佐久間東幹線で、1号線を支持していると思われる161号鉄塔の架空地線のダンパだった。




支持物の形は烏帽子型鉄塔となっており、近距離で望めた。








建設年だが、安曇幹線よりも早く、電源開発社の方では、昭和30年(1955年)には既に、烏帽子型鉄塔を普及させていたようである。










見晴らしがよく、東京方面の送電塔も166号鉄塔まで望めた。



162号鉄塔で、2号線と併架される。
そのため右側のがいしは、右へ向けて
角度を振っている。


なお、この下では東電の榑坪線が矩形鉄塔2基に振り分けられながら、通過しているようである。








166号鉄塔は、山の頂上付近




ああいうところは雷の被害も多そうだ。



これは若番方面






続いてこちらは同2号側だが、振り分け番号については、甲、乙のようにはなってはおらず、少し若返って、131号となっていた。



なお、頭文字にある2の文字は、2号線の意味合いと思われ、2-131号鉄塔となっている。


※国土地理院でも普通の道として記載があり、この下にも車が通れる道があるが、ジムニーのような車種でないと、通行は厳しそう。
もし行かれる場合は、猿もいるので注意











最後に佐久間東幹線(1号線)161号の懸垂がいし連の拡大!









日本ガイシさんのロゴより、当時物のように思える。


3473.電圧調整器へ降下する上段回線を、下段回線は離隔腕金で避ける。

 


おまけ投稿:道路わきに置かれた、特別高圧ピンがいし50号









この辺にかつて、それを使用した送電線があったとでもいうのだろうか?




日本ガイシさんの製造品のようで、製造年は1957年(昭和32年)8月製と確認できた。

ちなみに当サイト作者は、それよりも9年古いものをコレクションとして所有





この上部には、佐久間東幹線が通るが、そこで使われていたとは考えがたい。

そこはもう最初っから懸垂がいしだったはずだ。

3472.下段回線を突き上げる感じの支柱





左側には、道なき道を進む2回線あり。