2022年4月9日

2780.激レア!継柱の木柱!!こちらは下関!

 


広島に次ぎ、山口県の下関でも!




上部にもう1本木柱を継ぎ足した継柱による激レア木製電柱を確認!

これだ!高圧がいしは耐雪塩がいしを使用していて、その点は新しいが!

木柱自体は、珍しい継柱だった!!




継柱部分は、ずれ落ちないようにしっかりと硬そうな番線で、2か所、何重にも固定されていた。


こうして見ると、唯の十字型しか見えないが、とりあえず継柱の激レア木柱は1本で!



その後は特に継柱ではなく、普通の木柱が3本奥にあった。


3本目にあるもので判明するが、木柱は年式はかなり古いものだった。

とりあえず、こちらは先ほどの継柱されている1本目の木柱

ここでは年式は見られず。

街灯は傘電とは行かず、LEDでそこは真新しい。

2本目


低圧配電線を左へ分岐




3本目は左へ1回線分岐

高圧がいしはどれも真新しい。



2本目の反対側~


十字型にしか見えませんがな。



改めて3本目~




変圧器は変台を必要とした旧式。



さて、木柱本体の年式は、ここで確認!






確認すると!昭和27年11月あった。

かなり古いのがうかがえた。

1952年か


そして最後の4本目!


最後は引き込み用の区分開閉器を取り付けて、高圧引き込み線をCVTケーブルにして振り分けたもので、ここの配電線路は終わっていた。


反対側~


避雷器付きで、柱上開閉器の製造年は1981年だった。


2779.3回線同時併架の鉄柱

 


鉄柱については、関西電力に続き、中国電力管内にもある。



今回発見のものは、川の横断箇所のため、それを採用したように見られた。

柱の形は四角柱


高圧配電線は、合計3回線の支持となっていた。

また、雷の直撃を受けやすい最上段の1回線は、避雷器付きで、ここでは珍しく!

架空地線も施設されていた。

なお、配電線の鉄柱で、架空地線が施設されているものについては!今回が初見となった。

(一番上にある棒がそれだ。)

だが、川の横断箇所はそれはなく、対岸にある鉄柱では、架空地線支持の腕金はなし。

ここでは仮引き留めしているようだ。





プレートは色々書いてあるのが見えたが、年式はわからず。

(だがそれは、対岸にある鉄柱の方で、大体の年式が判別できた。)




その後はまた設備更新された新しい配電柱が見られるが、そこからはまた架空地線が続いている。



なお、その対岸にある鉄柱については!



最上段回線の高圧用アングルに、かつての3300Vの古い高圧ピンがいしも見て取れた。

となると、大体であるが、この鉄柱の年式は、下手すりゃ昭和初期、もしくは昭和35年頃までのものと推定でいる。

だが下段の方は、普通に現代普及の6600Vの高圧ピンがいしも確認できる。

それらについては、もちろん現在は使われておらず、ジャンパー線は耐雪塩がいしの方に架け替えられている。














鉄柱はそろそろ塗装が必要そうだ。

2778.2連パイプDアームで高圧の振り分けと、右側は2方向1回線分岐

 




2777.ミニアームで縦型配列となった2回線を支持

 



これまた中国電力ならではの手法だろうか

ここでは少し短めの腕金を上から1つずつ取り付けていき、2回線となった縦型配列の高圧配電線を支持していた!

東電管内ですと、これは上から順にDアームの配置して縦型配列となった2回線を支持する例がある。





配電幹線の立ち上げ箇所では、開閉器やそれを自動操作できるようにする制御器の電源変圧器を取り付けるなど、スペースに限りがあるから、ここはこうしたのだろうか

おまけ投稿:やり出し装柱の木柱

 

この日は一泊二日で遠出

1日目、まずは岡山駅付近にある木柱の撮影

その後は下関へ行き、継ぎ足しの激レアな木柱の撮影

2日目は、兵庫県神戸市三ノ宮付近の鉄柱の撮影となった。









引き通しで使われる、この耐塩高圧ピンがいしっぽい高圧がいしは、旧式のものだな。

次いで、変圧器への高圧引き下げ線支持には、高圧茶台がいし 大を使用。

トランスは変台が必要な仕様。

ここは長らく、木柱裏手の土地が更地になっていたから、その目の前にある木柱もなくなってしまうのではないかと思っていたが、まだその土地は手つかずのようで

それで偶然にも残ったようだ。

大抵、付近で建物が取り壊されて新しい物件が建つなどすると、配電設備の方も設備更新される例が多い。

中国電力管内は、そうではない?


年式は不明。