2021年11月3日

2380.上下で左右逆向き配置

 



2回線間に連絡用開閉器を施設したものとなるが



ここでは珍しく


上下で2回線左右逆向きとなっていた。

高圧結合器は1台、下段の逆向き配置の基本形にあり。

また、変圧器への高圧引き下げ線には、スリップオンがいしを使用し、一度ケーブルにしてからトランスへ引き下げていた。

そのトランスの用途は、自動開閉器の子局の電源用である。


2379.架空地線の引き通し位置が珍しい鳥居型

 


架空地線支持が鳥居型で





この位置で架空地線を引き通したものはほとんど見かけない。

下吊である。

鳥居型の長さについては、1800mm腕金だな。



年式は不明。



反対側~


後ここは元は、架空地線ごと高圧を分岐していたようにも思えた。

今はそこは三相3線式の低圧動力線と単相3線式の低圧電灯線のみを分岐している。



架空地線の分岐で使用していたであろう、2枚のストラップも確認できた。



2378.抱トンボ腕金

 


ここでは珍しく!

高圧配電線が建物側を向いているためか!

補強の意味合いで水平のトンボ腕金を抱腕金にしたのだろうか





こちらにクランプがいしを2つずつ取り付けて高圧配電線の引き通しもできそうだが、それだとカーブがきつくなるため、建物側としたようだ。

これについては、旧式でよくあった例だった。

今はそんなにないかなぁ


ちなみに次にあったこちらについては、トンボ腕金は単一腕金であった。

ここは高圧用腕金が抱腕金で両引き留めとなったため、トンボ腕金の方はそうしたのだろうか



反対側~w

変圧器は単相3線式の電灯用だ。



2377.3本の腕金を使い、1本はずらしながら縦型配列

 


普通にDアームを使用すればよいと思うが、電線どうしの接触を懸念して、間隔を少し空けるためか、ここではかなり珍しく!



普通サイズの腕金を1本、1本使用して、縦型配列にしていた。




低圧用腕金は手作り仕様






それにしても低圧ピンがいしの間隔がまた、かなり狭い。



反対側~





最上段の1本は少し内側へ寄っていた。

2376.腕金の傾き。




この日は潮来~



下段の方の傾きがまた・・・
 



アームタイの位置を上げれば傾きは防げるように思えるが、上段の交差側の電線がこの先で川などを横断していて両サイドでたるんでいるせいか、あえて傾かせたようにも思えた。