2021年2月22日

2045.使い残し

 


こちらは


以前はそのまま両引き留め装柱で、ジャンパー線支持の耐塩皿がいし(東電で過去に使用されていたものとは種類が違う、10号中実がいしに中実がいし用耐塩皿を追加した近代仕様)も使われていたことだろうと思われるが、どうやら途中で区分開閉器を追加したようで、今は使われていない状態となっていた。

(開閉器の種類はガス開閉器であってる?)




下段では腕金を伸ばしてその先端に高圧引き込み用の区分開閉器を取り付けていた。


2044.鉄道の横断箇所でカバーなしで同時引き留め

 



中部電力管内の配電線では、隣接配電柱とのスパンが長くなる川や鉄道の横断箇所では、引き留めに特殊なクランプを使用しているから、その引き留め箇所には、クランプカバーがないこともある。

(高圧耐張がいしが登場した高度経済成長期は、元々その手のカバーはなかった。)


今回はそんな特殊引き留めを施した装柱で!


2回線を同時に引き留めたものを発見!

今回は、JR東海道線の線路を超える箇所での発見となった。

たまたま横断後で引き留めとなったので、珍しい構成となったようだ。

引き留め箇所の拡大
クランプカバーは普通に取り付けができるような気がするが、鉄道など重要箇所の横断となるから、常時クランプの様子を巡視できるよう、カバーなしと制定した感じだろうか



なお、鉄道横断後は、電灯用の変圧器を1台、ハンガー装柱によって吊り下げ固定されたものとなっていた。


2043.中部電力ではほとんど見かけない遮蔽線

 


高圧配電線の上部に2条以上の遮蔽線(しゃへい線)を張ったもの!

中部電力管内ではほとんど見かけた例がないが、今回は珍しく同管内にて、4条の遮蔽線を張ったものを発見した!



ここは特に上部に送電線が通過しているような感じはないが、遮蔽線は見た感じだと、古くからあるように思えた。

木々から守るため?

もしくは元は、後ろを通る送電線がこちら側を通過していたことも考えられるか



近距離はこんな感じ。




高圧配電線は、いずれとも両引き留め箇所での発見となった。

それにしても遮蔽線を引き留めている腕金は、錆びが凄い。

あの感じだと、また昭和45年前後に思えた。


プレートには年式の印字なし。

中部電力管内で使われる鉄筋コンクリート柱は、東海ポール製が多く、その製造銘板については、地面に近い位置にある例も多い。
中部電力管内で使われる鉄筋コンクリート柱は、東海コンクリート工業製が多く、その製造銘板については、地面に近い位置にある例も多い。
同社製造製品は、カタカナでトーカイポールと書かれている。
(それにしても、指挿して撮影とか、現場の人らしい感じの撮影になっちゃったなwこれでも一応、現場経験者なんで)

コン柱の製造銘板は見えた。

1969年(昭和44年)とあった。遮蔽線については、正しくその当時物に思えた。



続いて反対側はこんな感じ!w

まずは2本目の反対側~


続いて1本目の反対側~


沿岸寄りの地域のため、ジャンパー線支持は10号中実がいしに底面がステンレスとなっている中実がいし用耐塩皿を追加した近代仕様の耐塩皿がいしとなっている。



1本目の反対側の近距離撮影!

私の撮影は、本当にくどいよ~w

一杯撮っておしまい。っと

2042.開閉器装柱でねん架

 

こちらは先ほどの頭上引き留めの隣接配電柱で見かけた


高圧用腕金には、近代普及のアームタイを不要としたパイプアームを使用した開閉器装柱となっているのだが


今回はそのもので、高圧配電線をねん架しているものを発見!




開閉器装柱でねん架しているものは、今回初めて見かけた。

(ちなみにだが、お隣の東電管内では、開閉器装柱でねん架しているものは、見た例がない。)

ねん架している高圧配電線を支持するため、ここではパイプアーム上に1つの茶色の10号中実がいし仕様の耐塩皿がいしが確認できる。







反対側はこんな感じ。

2041.頭上引き留めで、下段は中央固定で茶がいしによる不均等配列の引き通し

 



頭上引き留めというのは、頭上引き留め側は電源側で、下段にある引き通しの両端は負荷側(終端)である例が多いが、中電はどうだろうか


ちなみに不均等に10号中実がいしを2:1に配置したものについては、同管内ではあまり見かけない。

ここではその構成で頭上引き留めてとなっていて、珍しい感じに思えたので思わす撮影した。




反対側はこんな感じ。