2020年12月4日

1906.直付けで2方向正面振り分け


上部の変圧器への高圧引き下げ線支持の腕金は、最近では省略傾向にあるが、変圧器を低圧配電線よりも上部に設置できない場合は、上下で長い腕金を使用している。

そのうちここでは、電灯用変圧器と動力用変圧器の両方が取り付けられているからか、変圧器は両方とも正面受けになるようにして、長い腕金は2つとも斜めに取り付けられていた。

1905.電圧調整器の施設箇所に予備線

 

これは万が一、電圧調整器が故障した際に備えて施設されている感じだろうか

ここでは電圧調整器の施設箇所のみ2回線となっており、周囲ついては1回線のみである。


開閉器については1箇所のみ開放されているのが見えた。

これは電圧調整器が何等かの理由で故障した際、もしくは取り換える際はここをオンにして通常運転できる構造となっているようだ。

なお、通常は電圧調整器を通しているから、その箇所の開閉器については皆オンになっている。

横はこんな感じ!





2020年11月28日

1904.Dアームの外側に開閉器

 Dアームで開閉器を取り付ける場合は、Dアームの内部に開閉器を取り付けることが大半だが

ここでは珍しく、近距離で2つ開閉器が並んでいた。
なお、開閉器のハンドルを確認してみたところ、いずれともスイッチがオンになっているので、連系用というわけではなく、普通の区分開閉器に見られる。
ここは違った!


ここでは珍しく!開閉器を外側に配置していた!

以上


渋川駅付近での撮影はこれで終了となった。



最近建て替えられたのか、駅舎は綺麗だった。







電車を待っている間暇だったんで、赤城山を写してみた。



あれ?高崎の駅名表示、おしゃれなのに変わったね

いや、渋川もこうなってたか

1903.パンザーマストと一体型の架空地線キャップ

電柱の高さが足りない場合は、パンザーマストというパーツを電柱の最上部に継ぎ足して高さを上げるが、中には架空地線キャップとそれが一体となったものもある。

それがこれだ!

ここでは珍しく!
パンザーマストと架空地線キャップが一体となったものを発見!

中々見かけることがない。

随分前に千葉の松戸で見た以来だ。

ここでは合計2本の発見となった。

もう一方はこんな感じ!


こうして見ると一見は新しいコン柱に架空地線キャップが被せてあるかのように見えるが実際は違う。
架空地線の種類が通常とは違う種類である!小さな溝がない。

1902.驚きの4回線同時併架!

 電力会社の配電線では、水平配列で高圧を支持する場合は、低圧配電線などがある関係で高圧の併架は、普通最高で3回線が限界だが(中国電力は例外)、ここでは工場の構内用配電線で、合計4回線の高圧を併架したものを発見!!

まずこちらは、送電線が施設されているぐらいがから、結構な大口需要家のように見られた。
4回線は自前の変電所より起点となっており、起点は門型電柱だった。
その先で単一の電柱で4回線同時併架の珍しいものを発見!

ご覧の通り、こちらは4回線!

なお、架空地線支持はキャップとなっており、4回線の引き通しは高圧ピンがいしが使われていた。

ちなみにこちらは少し補強するための意味合いか、高圧ピンがいしと高圧用腕金は2本ずつ並んでいるがいし2連(抱腕金)となっていた。

まぁこれがもし近代の設備だとしたら、CVTケーブルになるでしょうな




なお、4回線はそう長くは続かず、この門型電柱で3回線と振り分けられる。

そこから左を見ると鳥居型を取り付けた振り分け引き留めがあった。

高圧耐張がいしにはカバーがなくジャンパー線支持も高圧ピンがいしになっていることから、この構内線は古そうだ。


ちなみに中にはつい最近CVTケーブルに更新されている箇所もあった。


この辺がそれだ。

以前は複数回線を水平配列で併架したものがあったようだ。

こちらは以前は、高圧ピンがいし2連の引き通しだったのだろう。
ここも以前は高圧ピンがいしを2:1に配置して構内用高圧配電線の引き通しをしていたようだが、今はその腕金を使って、CVTケーブルを吊架(ちょうか)している。
架空地線については残り続けたようだ。


さらに奥はこんな感じ。


終端もかつては高圧耐張がいしで引き留めていた面影あり。

(いや、向き的に見るとこっちが電源側か?)

ここでは鳥居型も残っていた。その鳥居型は見ためから昭和40年代のような気がする。