2020年10月18日、この日は新潟県妙高市、妙高高原駅付近の撮影へ向かった。
とはいえ、駅から大分歩いて、赤倉温泉方面へも行く。
この日は、情報提供のあった東北電力の鉄柱の撮影がメインであった。
ここからは少し、その赤倉温泉へ向かう途中に撮影した変わったアームを使ったタイプを掲載していこう。
まずはこちらのアーム!
ここでは、高圧配電線の引き通しにFアームのようなDアームのような、2つをミックスさせたような手作り仕様のアームを使っている。
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2020年10月18日、この日は新潟県妙高市、妙高高原駅付近の撮影へ向かった。
とはいえ、駅から大分歩いて、赤倉温泉方面へも行く。
この日は、情報提供のあった東北電力の鉄柱の撮影がメインであった。
ここからは少し、その赤倉温泉へ向かう途中に撮影した変わったアームを使ったタイプを掲載していこう。
まずはこちらのアーム!
今回は、今まで一度も見たことがない、謎の高圧がいしを入手した。
うーん、これまでにいくつもの送配電の文献を収集しているが、文献でもこの形の高圧がいしは見たことがない。
謎である。
唯、形状としては、表面漏れ距離(電気の流れている充電部(電線)と接地部(電気の流れていない電柱側)との距離)が長くなっており、耐塩系のがいしであることがうかがえた。
似たがいしを示せば、かつて東電管内で使われていた送電線用の2代目のスモッグがいしに似ている。
製造年は正しく、その送電がいしでも見られた2代目のスモッグがいしとやや重なる1962年製であった。
がいしの耐塩化は、大体この時期から考えられてきているのを記憶している。
製造会社は藤津碍子製である。
今回は、かつての3300V配電時代に使われていた高圧2号ピンがいしを入手した。
こちらは、普通の傘つぼみ形状をした高圧2号ピンがいしよりも形状が少し簡単なため、かつては軍用施設用に使われていたこともあったらしい。
どっかのテレビでやってたな
なんか割れた瓶とかに勘違いされていたと思う。w
これは瓶ではありません!
今回の入手品、製造メーカーはカワソーテクセル製である。
製造年は印字なし。
高圧枝がいしも今や相当な貴重品である。
電力会社の設備からかなり前に姿を消しており、外ではほとんど見かけない。
最後に見たのは足尾銅山以来である。
今回の入手品は、ボルトの部分が昔の木製電柱時代によく使われていた曲がりねじ込み仕様となっていた。
製造メーカーについてだが、こちらは日本ガイシさんの製造品である。
製造年の印字はないが、暗号のような表記は確認できる。
現在普及している高圧カットアウトには、箱型仕様と円筒形仕様の2種類があるが、前者については、実は初期型がある。
それがこれだ。
初期型の箱型高圧カットアウトの特徴は、蓋に色があること側面に模様があることだ。
現在主流の箱型高圧カットアウトは、蓋の部分も磁器が使われている。
ちなみに初期型箱型高圧カットアウトは、それよりも古いダルマスイッチの普及後、数年間しか実使用されていなかったため、現存数は極めて少ない。
東京電力管内でも、昭和37年頃であれば、普通に普及していたらしいが、今のところ外で実際にこのカットアウトを見たのは、秩父鉱山だけである。
以下のモノクロ写真は、私の近所で1962年頃に偶然撮影された東京電力の配電柱の変台部分である。
↑高圧カットアウトであるが、蓋に色付きの初期型が使われているのが見て取れる。
製造年は1962年(昭和37年)である。
続いて、蓋の部分はこんな感じとなっている。