2020年2月9日

1665.水平からCへ!



ここでは、2回線の高圧配電線を張ったものとなっているが

気になったのは、電線の形の変え方である!

手前まではいつもの水平配列で、奥の方については、半円仕様のCアームを使ったもので、三角配列となっていた!

背後からはこんな感じで!


Cアームについては、張力対策のため、後ろ側には支線を張っているのが見えた。

1664.頂上に風車!


こうした風車は
鳥が配電柱に止まらぬように付けられるものだが

頂上の架空地線支持の腕金に、それがある光景は初見だった。

1663.交差側は中央配置!


ここでは
特大サイズの高圧用腕金を使った開閉器装柱となっているが





←奥にある別の高圧配電線との交差側の高圧耐張がいしの配列については、珍しく中央配置となっていた!

1662.架空地線はやり出しならず。


ここでは


2回線の高圧配電線を張っていて、全ての高圧配電線を片側へ寄せた、やり出しとなっているわけだが(高圧の支持手法については、いずれとも両引き)



その上部にある架空地線については、珍しく、片寄せ(やり出し)にはなっていなかった。
中電管内でも高圧を片側に寄せる場合は


それに合わせて最上部に張られている架空地線の支持も、片側へ寄せるものを発見しているので、これはレア構成といえよう!

多分今なら、架空地線キャップと一体型のやり出し改造版の架空地線キャップを使うことだろうが、この設備は見た感じ古い感じがする。
高圧支持も腕金であるし

電柱番号札を見ても建柱年の印字はないので、コン柱本体の製造年を確認する。







←年式については、1974年を示しておった。高圧用腕金の錆を見ると、当時物であろう。

1661.高圧は引き通しだが、架空地線は鳥居型を用いて両引き!




こちらは構成が珍しいものかと思われる!



高圧配電線については、高圧10号中実がいしを2:1に配置させたもので引き通しとなっているのだが、その上部に張られている架空地線については、特に分岐箇所というわけではないのだが、珍しく鳥居型を使っており、架空地線は両引き留めされておった。



近距離はこんな感じで!


架空地線に使われている電線の種類については、緑青で銅が錆びた銅線ということでよさそう?
それなりに数をよく見かけます。
ちなみに東電管内では、その手の銅線は、古くからある遮蔽線でしか見かけていない。