2020年1月2日

1583.中実がいしを2:1に配置させた基本形による1回線の分岐箇所にて、普通に開閉器を直付け!

中部電力管内では、10号中実がいしを2:1に配置させた引き通しの場合は、あまり開閉器を直付けしたものは見かけない気がするが(←例えば以前は、春日井市内にて、このようなものを発見している。

ここでは、普通に短い腕金である中、普通に開閉器が直付けされておった!
(※高圧耐張がいしを2:1に配置させた開閉器装柱は例外)

分岐後に配電線の両引き留めを作って、そこに開閉器を取り付けてもいいと思うが

ここはそういうふうにはしなかったようだ。

中部電力管内では、避雷器は高圧用腕金には取り付けず
開閉器に直付けされた例が多い。



←ここでは基本形に直接、スケルトン仕様となった、分岐のための区分開閉器を取り付けている、
見られない分岐箇所で、今回それを発見したから、なおさら不思議に思えた。

1582.頭上は極小仕様のパイプアームで引き留め・下段は普通の抱腕金で両引き留め!

これまた珍しい構成だ!
説明をしていくと、まず、頭上引き留めについてだが、そこでは極小仕様となったパイプアームを使用!


次いでその下段側は、普通の腕金を使用したもので、抱腕金による両引き留めとなっていた!
こんな構成滅多に見られないことだろうと思う!
さて、こういったものについては、電源側、負荷側を意図して施設されたものが多いが
↑ここでは見たところ、どうやらそういったことは意図しておらずw下段の両引き留めの方が電源側になるようだ。






これは旧式の設備だと、確実に頭上引き留め側が電源側になっている例が多いが、最近では特にそういうったことは気にしないらしい。
パイプアームの普及で、負荷側向きの腕金も今後はなくなりそうだしなぁ

1581.伸ばして分岐!


ここでは
本線に新タイプのパイプアーム仕様となったDアームを使って高圧引き込み線を分岐しているわけだが、その状態で、しかも近距離で高圧引き込み線の分岐となると、Dアームと引き込み線の腕金が干渉してしまうためか

ここでは高圧用腕金を少し伸ばして、高圧引き込み線を分岐しておった。






なお、高圧引き込み線受け側の高圧耐張がいしの取り付け方の向きについては、溝の内部に雨水が溜まらぬよう、逆付けされているのが見えた。

1580.1本、1本のロングサイズ仕様のパイプアームを使った引き通しにて、1回線分岐!


1本、1本のロングサイズ仕様のパイプアームを使い

縦型配列に高圧配電線を整列させたものによる引き通しで、1回線分岐をしたものは初見だった。


年式については、やはりパイプアームは近代仕様になるようで



2011年(平成23年)を示していた。


おまけ投稿:豊橋市田線の送電塔

中部電力管内の送電塔で確認できる4つのねずみ返し(昇塔防止装置)は、結構大胆!!


こちらは、前の投稿で掲載している配電柱の付近にあった中部電力の7万7千ボルト系統と思わしき送電塔のおまけである。


頂きに架空地線支持の三角帽子がないタイプの送電塔の年式は、やはりどこも古いようで!

年式は昭和42年を示していた。
なお、電線路名については、豊橋市田線というようである。