2019年12月29日

1561.CアームとDアームによる2回線の配電線!!1本は、旧型仕様にて!



今回発見のものは極めて珍しい!
中部電力の配電線撮影に十数回程行った人の感想になるが
CアームとDアームの2つの腕金がある光景は珍しいと思う!
なお今回は、静岡県静岡市清水区桜が丘町地区での発見となった。
なんとここでは!丸みを帯びた半円仕様のCアームとDアームの2つが一緒に取り付けられているではないか!
このようなタイプは初見だ。

それもCアームについては、逆三角配列!次いで下段のDアームも古いようで、中実がいしは横付けされていた!なお、このDアームには、架空地線を支持できるようなスペースはない。


さて、年式を!


古いようで、1972年のようだった。
それにしても、コン柱のパックリ割れは大丈夫?
東電管内の場合はよく補修されているのを見るが、ここではなんら手は加えられていない。
全体的に見て、この配電柱はカーブを振っている配電線を支持していて、柱にそれなりの負荷が加わるから、亀裂が入りやすいのだろう。



さて、CアームとDアームの2つが一緒に取り付けられたものについてだが、もう1本手前にもあった!


しかしこちらは、最近設備更新をしたような形跡があり、2回線中下段にあるDアームについては、架空地線を支持できるようなスペースのある近代のものとなっている。
それにしてもはて、上段にある丸みを帯びた半円Cアームについては、別に旧式というわけではないのか?
それから、そのCアームで支持されている高圧配電線の配列についてだが、やはりここでも逆三角配列となっている!



さて、この先では、道路を超えること(地上高不足)になるから、配電線を一旦地中へ引き下げている形となっているが





←ここでは、2回線中、上段は水平配列、下段は縦型配列となるから、立ち上がりもこのような感じとなっていた!


1560.手作り仕様の2回線のFアームで背面を固定!+開閉器2台装柱!!

こちらは

手作り仕様の2回線のFアームで開閉器2台装柱!
まず、東電管内では見られない装柱ですな
それから手作りとなったFアームの背面についてだが、珍しく2つの腕金間は、アームタイのようなもので固定されておったのが見えた。
開閉器まで付いていると重くなるだろうからなぁ


反対側はこんな感じだ!
架空地線の支持の位置については、こちらは少し珍しい気がする。
それから、開閉器を操作する引き紐は

結構目立つような感じで引き下がっていた。


続いてこちらは




同じくまぁ、高圧用腕金に普通の手作り仕様のFアームの引き通しだったが、架空地線の支持については、こちらは鳥居型をやり出しに改造させたものとなっている!

1559.パイプアームを使ったやり出し開閉器装柱で、耐張がいしどうしの間隔広め


こちらは、高圧用アームにパイプアームを使用したもので!



架空地線と全ての高圧配電線を片側へ寄せた、やり出し仕様の開閉器装柱となるが



高圧配電線の引き留めに取り付けられている高圧耐張がいしについては、珍しく間隔が広くなっていた!

コン柱側の高圧耐張がいしについては、コン柱すれすれであった。

1558.直角仕様のDアーム





中部電力管内で普及しているDアームといえば、高圧支持部に傾斜があるのが特徴であるが!





←中には高圧支持部に全く傾斜のない直角仕様のDアームも実在するようだ。
(※新型では、パイプアーム仕様が普及)
なお、これについては、今回、静岡県内で初めて見かけた。

1557.ちょいと長い腕金とガチで長い腕金!w

どれも腕金を使ったもので、かつ錆が濃いので、旧式設備であろうものかと思われるが



まずはこれだ!



2回線の高圧配電線を張ったもので





その支持に、ここでは通常の高圧用腕金より少し長くなったものを使っている。


そして奥!



ここでは確実に長い高圧用腕金を使ったもので、Fアームを形成しておった!



おまけに高圧引き込み線も2方向に渡って分岐しているようだった。

なお、架空地線支持の腕金のある位置については、少し珍しい気がする。



さて、次に年式の確認といくが!



ありゃ、やはり電柱番号札には、番号があるのみで、建柱年の記載まではなかった。
といことでこっちを確認だ!

中部電力管内では、東海コンクリート工業製の鉄筋コンクリート柱が主流のようで
製造年については、結構下の方に書かれている。

そう、鉄筋コンクリート柱本体の製造年である。

ここを見れば、大体の年式はわかる。
見たところ、1970年代後半のようであった。
やはり昭和45年前後か・・・




最後に!


反対側はこんな感じだ!