2019年6月1日

臨時投稿:細倉鉱山の貴重な木製送電柱!

現代で木柱を使った送電線を見られるのは非常に珍しい!





しかもこちらは、がいしも未更新で、なんと!特別高圧ピンがいしにより送電線の引き通しを行っていたのだった。
特別高圧ピンがいしの種類については、30号と20号のように思える。

特別高圧ピンがいしとは:これは現在の懸垂がいしが主流になる前、主に木柱や鉄柱を使った小さな送電線路の支持用として使われていた。
種類については、全部で10号~60号までの種類があるが、メーカーにより形状や寸法に若干の差あり。
用途については、稀に鉄塔での使用もあったが、送電電圧77000V以上では使われない。
なお、大正時代から次々に普及し始めた水力発電による154kV送電線からは、円盤型の懸垂がいしの使用が主流となり、昭和30年代頃から次第に姿を消していった。
今では現役を見かけることはほとんどない。

1430.大型の避雷器

こちらは、配電用避雷器としては、かなりの大型



まずは、住宅用の負荷のためだけに施設されたと考えてよい、単相交流2線式配電線での発見!




避雷器ですが、中実ピンがいしよりも大きめです。



一方こちらは、三相交流3線式バージョンでの発見




避雷器がやはり大きめ!

1429.物凄い低い位置を通過


154kV(15万4千ボルト)の送電線だろうか

その送電線は古いものだと、結構鉄塔高が低く設計されているものが多い。


そんなわけあってか、この先の配電線だが
154kV送電線を避けるようにかなり低い位置を通過しているのがわかる。


なお、送電線の方には、相間スペーサーが取り付けられていた。

1428.高圧線に見せかけて実は低圧線 その1

遠くから見ると、一見は高圧配電線が2回線張られているようにも見えるが




実のところ、下の方は低圧配電線であった。

1427.初代Fに似た形

東北電力管内では、東電のように、離隔腕金やFアームなどといった専用のアームがないので、手作りで構成されたものを多く見かける。




こちらは東電管内でいう初代のFアームに似た形である。

高圧支持点のみ抱腕金にするなど、構成がそっくりである。