2017年11月3日

1178.接地側電線を緑の低圧ピンがいしで引き通し

東電の配電柱では基本的に緑の低圧ピンがいしを見かけることはない。
(昔はハンガー装柱などを含む古いトランスの接地側の支持で使うことがあったが、今ではほとんど見かけない。)


ところがここでは珍しく!低圧の接地側電線に緑の低圧ピンがいしを使ったものが見つかった。


それがこれだ!



しかもこれは、接地側電線の支持手法もまた変わっとる。

普通なら低圧ラックを用いて、その中に接地の意味を施した緑(青)の低圧ピンがいしを挟むはずである。


なお、接地側電線からは赤色の接地線が飛び出し、架空地線に向かっているのが見えた。

1177.直分岐


ここでは、本線にある高圧用抱腕金に直接高圧用腕金を取り付けて高圧線を分岐するレアもの発見!!
(なお、写真の右後ろには本日撮影のメインの1つであった、群馬幹線の引き留め鉄塔が見えます。そうです、惜しくも群馬幹線については、原型の撮影は完全にできずに終わっています。)


いや~中々ないですねこういうのも!
丁度、本線側が両引き留め箇所で抱腕金になっていたので、このように分岐側の高圧用腕金を直付けして分岐するのにもよかったのでしょう。


次いで耐張がいしを見ると!耐張がいしを支えている2枚ストラップも大分古そうです。
そして、本線側手前中央の耐張がいしは一段下がっているのが見えます。
これは分岐のジャンパー線と干渉させないようにそうしたようにうかがえます。


斜め正面はこんな感じで!



建柱年は昭和53年のようでした。
(やっぱりその年代か)


最後に反対側はこんな感じで!
(左側に建て替え済みの群馬幹線の鉄塔が見えます。)




架空地線はバンドを使い、支持及び分岐をしているようでした。
この仕様は千葉以外にもあるのですね

1176.ちょい長めの動力用抱腕金



ちょっと角度を振った配電線を支える支柱付きの配電柱にて



低圧の動力用腕金がちょいと長くなった多少のレアもの発見


動力用腕金はちょっと角度を振っているので抱(かかえ)腕金であった。
なお、アームタイが凄いことになっていた。

1175.欲張り配電柱

この日は歴史ある架空送電線を巡りに群馬県の渋川市へ向かった。
これから掲載するもの達はその際に発見した。


いずれも変台不要の新手のトランスだが




珍しく電灯用と動力用の2つが付いていた!



2017年10月8日

1174.引き下げても・・・肝心な最新式変圧器がいない1本!w

これから紹介する1本はとても珍しい。
これは、変圧器への引き下げ線支持にトンボ腕金を使わない新手の直付け仕様の新型であるが、ここには土台なしのトランスが乗る予定だったのだろうか?

ここでは、変圧器への引き下げ線を引き下げても


肝心なあれがいません。w


そうです、変圧器です。
乗る予定の変圧器については、引き下げ線が三相なので縦長の動力用トランスを付ける予定だったのだろうが、見上げると高圧が山の中にある需要家へ向けて分岐しているから、変圧器の取り付けは取りやめたのだろう。
そもそもこの状態では、最新式の縦長の動力用トランスを取り付けるのは無理であろう。
下を通る低圧配電線と干渉してしまう。


真下はこんな感じで





最後に反対側はこんな感じで!


区分開閉器を挟んだ分岐後の高圧線は山の上の方へ向かっています。
なお、配電柱の最上部にある架空地線支持の鳥居型については、分岐側に合わせて少し曲がって取り付けています。