2017年4月16日

1111.耐張がいしを使わない分岐!

耐張がいしを使わない分岐は、北海道電力管内では比較的最近の設備でよくあるようですが、東電管内でそれが見られるのはかなり珍しい。
なお、東電管内では今回で2度目の発見となっている。前回は東京都杉並区で同様手法のもので発見できたが、そちらについては今は現存していない。


それも旧式の設備での発見となった!
(ご覧の通り、右側の高圧引き込み柱には旧型の耐塩型ケーブルヘッド(屋外終端箱)がある!)


耐張がいしを使わない分岐はあまり好ましくないようだが、この場合は中実がいしで配電線を引き留めることになるので、耐張がいしよりかは安上りで設備が造れるものかと思われる。


反対側はこんな感じで!

この手法は耐張がいしを取り付けるスペースがない場合に適用?

2017年4月4日

1110.左方向へ分岐しているように見せかけて、実は左右分岐!

右手前から2回線が来ていて


大通りを超えた奥の比較的最近の配電柱により


下段の1回線が左右分岐しているようですが


珍しそうに見えたのがこちらの1本!
正面から見た限りでは、あまり珍しそうには見えないが


横から見ると、構成がちょっとレアな感じに見えます。


見てみると、実際の電気の流れは写真左から右方向となっており、下段の離隔腕金で左に向けて分岐しているかのように見えるのですが、実際はそうではなく、そこでは配電線を左右分岐しているようでした。(電源側である配電用変電所があるのは写真左側です。)

1109.がいし2連+がいし型変流器!

腕金を継ぎ足してその先端にがいし型変流器を取り付けているタイプとなっていますが!




がいし2連との組み合わせでそれが見られるのは珍しい!

1108.1個1個のミニアームを活用して縦型配列の配電線を実現!(普及数が他では全くない旧式!)

こちらは埼玉県を通るJR武蔵野線の新座駅北口で発見!

ここの配電線は、当初駅前に高い建物が建つ開発予定があって、建物と配電線との離隔距離確保を懸念して縦型配列の配電線を採用したように見受けられますが、結局のところ今も未開発状態が続いており、その結果、古びた初期規格の縦型配列の配電線支持方式も未更新のまま残ったのかと思います。(しかし、駅前の景観考慮のため、あえて縦型配列にした可能性もあるかもしれません)

その中で!


まず駅を降りて、目と鼻の先に見えたのはこちらのスケルトン金具です!


引き留めに中実耐張がいしを使っている点はやや近代的ですが、そのジャンパー線支持のクランプがいしを取り付けている金具は地域限定で古そうです。


この金具については、埼玉で初期規格として一時期普及していたようです。(写真に記載の黄色○)
そしてなんと!手前側には東京都限定だと思っていた、変圧器への引き下げ線支持に鍵型金具を使ったものまで見られました!
これ、埼玉にもあったんですね!?(写真に記載の緑○)


続いて、奥の電源側(配電用変電所がある方面側)で見えたこちらは、初代の縦型配列の高圧配電線の支持方式とでもいうのだろうか?


いつものD型腕金は使っておらず、傾斜付きのミニアームを使ってそれぞれ縦型配列の高圧線を支持しています。


どうやらこれも、初期規格として埼玉限定で普及していたようです。


建柱年は1本の配電柱で確認したところ、昭和48年(1973年)でした。

錆び具合から確実にこの頃に取り付けられたものかと思います。
断面を見るとかなりアームは薄いようです。
(この薄さ!先ほど見られた変圧器への引き下げ線支持の鍵型金具にそっくりです。絶対1970年代のものかと思います。)


向かいにはGWキャップ付きのものもありました。
(GWキャップがない先ほどのは変な感じがします。w)



最後に反対側写真を!!w

2017年3月18日

1107.近いのに繋げず。

すぐ近くだから、右奥の配電柱から高圧配電線を分岐した方が効率がいいように見えるが

ここは別ルートから配電されているからか、接続されていません。






ほんと、すぐ近くなんですがね