2017年4月4日

1108.1個1個のミニアームを活用して縦型配列の配電線を実現!(普及数が他では全くない旧式!)

こちらは埼玉県を通るJR武蔵野線の新座駅北口で発見!

ここの配電線は、当初駅前に高い建物が建つ開発予定があって、建物と配電線との離隔距離確保を懸念して縦型配列の配電線を採用したように見受けられますが、結局のところ今も未開発状態が続いており、その結果、古びた初期規格の縦型配列の配電線支持方式も未更新のまま残ったのかと思います。(しかし、駅前の景観考慮のため、あえて縦型配列にした可能性もあるかもしれません)

その中で!


まず駅を降りて、目と鼻の先に見えたのはこちらのスケルトン金具です!


引き留めに中実耐張がいしを使っている点はやや近代的ですが、そのジャンパー線支持のクランプがいしを取り付けている金具は地域限定で古そうです。


この金具については、埼玉で初期規格として一時期普及していたようです。(写真に記載の黄色○)
そしてなんと!手前側には東京都限定だと思っていた、変圧器への引き下げ線支持に鍵型金具を使ったものまで見られました!
これ、埼玉にもあったんですね!?(写真に記載の緑○)


続いて、奥の電源側(配電用変電所がある方面側)で見えたこちらは、初代の縦型配列の高圧配電線の支持方式とでもいうのだろうか?


いつものD型腕金は使っておらず、傾斜付きのミニアームを使ってそれぞれ縦型配列の高圧線を支持しています。


どうやらこれも、初期規格として埼玉限定で普及していたようです。


建柱年は1本の配電柱で確認したところ、昭和48年(1973年)でした。

錆び具合から確実にこの頃に取り付けられたものかと思います。
断面を見るとかなりアームは薄いようです。
(この薄さ!先ほど見られた変圧器への引き下げ線支持の鍵型金具にそっくりです。絶対1970年代のものかと思います。)


向かいにはGWキャップ付きのものもありました。
(GWキャップがない先ほどのは変な感じがします。w)



最後に反対側写真を!!w

2017年3月18日

1107.近いのに繋げず。

すぐ近くだから、右奥の配電柱から高圧配電線を分岐した方が効率がいいように見えるが

ここは別ルートから配電されているからか、接続されていません。






ほんと、すぐ近くなんですがね

1106.あれがない。

こちらは、がいし型変流器によって高圧配電線が引き通しされているのですが


あれがないです!



何がないのかといいますと!避雷器です。

避雷器がないだけでも何か物寂しい感じがします。w

1105.真ん中のみ引き留めが3本連続!!

どちらかといえば、古いイメージの方が高い、真ん中のみ引き留めと両引き留めのタイプですが!


こちらはかなり珍しく!!
なんと!3本連続でそれが並んでいました!!!

普通は1本しか見ません。


最初の1本がこちら!(負荷側(配電線の終点方面)から見ていきます。)


続いて2本目!

こちらの高圧耐張がいしは、古いものと比較的最近の中実耐張がいしが混ざっています。


続いて3本目!!
元々、1本だけあった真ん中のみ引き留めタイプが、徐々に奥へと同じ構成で延線されていった結果なのかもしれません。

2017年3月3日

1104.何かへンw

古びた構内用の高圧引き込み柱ですが


上から吸い取るような感じで高圧引き込み線を引き下げており、なんか変です。w

普通、ケーブルヘッドは高圧の下に取り付けます。

旧式のものでは、これと似たようなものを結構見てきましたが、これは初めて見ます。
(撮影地は静岡県寄りの神奈川県(JR御殿場線の谷峨駅付近)でした。)
因みに、東京だとこうなっています。↓



まぁ、あの吸い上げ方式の引き下げ方だと、引き下げる際に取り付ける分の高圧ピンがいしが省略できるので、コスト面で見るとお得ですが、外見の見た目はちょっと嫌です。ww